実はドラムのテンションボルトに1/4sqのソケットが使える。
ドラムのテンションボルトは特殊な規格であり、一般的なボルトとは少し径が異なる。
なのでテンションボルトの角頭には、一般的に普及している1/4sqソケットは
ジャストサイズではなくやや大きい。
少しブカブカしているものの、四角の形状が幸いしてはまり、回すことが出来るのだ。
ハイトルクに締めたりを繰り返さない限りは、使用にほとんど問題ないと思われる。
その1/4sqソケットを応用して作ったツールがコレ↓
自分では、「ナゲット」と呼んでいる。
ヘンテコな形だが、これがめちゃくちゃ使える。
チューニングするとき、最初は角頭を指で締めれるところまで締めるのが定番の方法だろう。
このときって結構指が痛くならないだろうか。
また、小さいものをつまんで回している故に、思ったよりも絞め具合のばらつきが出てしまう。
角頭がもう少し大きければなぁという発想がきっかけとなったのが、このナゲット。
これを用いることで角頭が3/8サイズまで拡大されるというイメージ。
利点は
①角頭が大きいため、とても回しやすい
②指が痛くならない!
③角頭、ポール部分の二か所を使って両手で早く回せる
④力が均等に加えられるため、初期チューニングのテンションが驚くほど均等に揃う
⑤ストレイナー、パッドなどの角頭ボルトを用いてる部分へのアプローチが楽
テンションの均一さが出せるのは思わぬ収穫で、それはもうびっくりである。
あっという間に初期チューニングが完了する。従ってチューニングが早く決まる。
プロのドラムチューナーである村上敦宏氏も、チューニングのほとんどは
スタートである初期チューニングをどれだけ均一に揃えるかで決まると語っていた。
これはとても大切なこと。
それがナゲットを用いることで、かなり楽に達成することができる。
またストレイナーやペダルの角頭ボルトのアプローチのしやすさも特筆もの。
こういう部分に普通のチューニングキーを使っていて、やりにくいと感じたことはないだろうか。
ナゲットだとコンパクトなので届きやすく、また角頭に対してソケットが大きいので
スポッとはめやすい。
力も回転軸に対してダイレクトに加わるため開け閉めが本当に楽。
面白半分で作ってみたツールであるが
自分にとっては、手放せない存在になってしまった。
コンパクトなので、ポケットに忍ばせておけば大活躍。
おすすめです。
最後に、気になるナゲットの正体であるが...
なんのことはない、ソケットの変換アダプターを2つを繋げただけ、のモノ。
ちなみにソケットはアストロプロダクツ製です。
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