2023/01/03

レッグレス・ハイハットスタンド その後

年末は仕事に追われていたが、年は明け、2023年。
今年もドラム道を邁進していきたいと思っている。

さっそく本題であるが、重すぎて持ち運びづらく
2.3kgもある脚を取り除くことにより、軽量化し
レッグレスとなった、DWのハイハットスタンドの後日談。


軽量化した後は、スタジオに毎回揚々と持ち込みして、活用。
脚なしでも割と安定しているので、普通に演奏できている。
実際のところ、左足を乗せている限り、倒れることはない。

しかし、ゴーストモーションによりぐらぐら揺れることもあるので
やっぱり補助用の脚を取り付けようかと、ずっと考えていた。

最初は、ドラムラックシステムのTレッグを
ハイハットスタンドの裏側に、アダプターを介して付けることを考えた。

Gibraltar SC-GPRMFTL

しかし、ラックシステムはハイハットスタンド以上に
パイプ径が太いことが分かった。
頑丈で安定性もありそうだが、持ち運びスタンドがもう一本増える形となり
荷物と重さが減らなければ本末転倒であるため、却下。

まぁ、あくまで軽く支えてくれればいいわけで
レッグは、ロッドなどの細いものでも平気ではないか。
がっつりとした脚というよりは、いわゆる自転車における補助輪みたいな。
アダプター付きエクステンションパイプや、シンバルのブームなど
何か活用できないか、いろいろ思案した。

そんな中で、手持ちにあったロッドタイプのバスドラムレッグ。
そして、はたまた使っていなかったTAMAのファストクランプ。


おや、こやつらは使えそうだぞ、と。

ちなみに、TAMAのファストクランプを取り付けるにあたり
DWのスタンドの下段のパイプが、だいぶ太いなと思って
測ったみたら、口径が32mmであった。
対する、クランプの最大対応径を確認してみると、28.6mm。

これはちょっと無理かなー、と思って試してみたところ、付けれたし!


これ、全然付けれるわ。
ただし、メーカーオフィシャル的には口径的に装着できないことになっており
おそらく保持力の問題とかが絡むと思われ、この使い方は推奨はしない。

そして、レッグを付けたら、いい感じの補助レッグに。
名付けて、『シングルレッグ・ロッキングシステム』


ちなみに、レッグはバスドラムレッグでなくても
フロアタムのレッグでもいいと思う。(試したい)


一本だけでいいの?と言われそうだが
通常右手でハイハットを叩くので、力が加わる向きは
ドラマーから見て、スタンドの左前方向。
なので、エネルギーの加わる対側を支えていれば、まずは安心である。
ペダルの向きと水平方向には、構造上、倒れることはない。

さらには、クランプで取り付けているので
回転させて、脚の向きを自由に変えることができる。


レッグを外側に向けるほど、スタンドとしては安定する。
周りのシンバルスタンドの位置や、安定度の好みにより
レッグの位置を変えることができるのは、アドバンテージ。


単体でもしっかり自立するハイハットスタンドのレッグは
実は、こんな感じでシンプルなもので十分なのかも知れない。

軽量化できて、ルックスも良く、大満足である。お試しあれ。

2022/11/09

道具は哲学である パート2

ドラムのラグスクリューに用いるラチェットについて。
大昔にこんな投稿をしたのだが、現状をアップデート。


ドラムシェルのラグについているスクリューは
一般的にはプラスドライバーで開け閉めするのだが
ラチェットを使った方が、圧倒的に作業効率が良いことは先述の通り。

その間、工具に対する自分の拘りも進化してきており
最近はこのようなものを使っている。


全長の長いものは、主に自宅で使う『ミリ規格用』『インチ規格用』
そして、ショートタイプの2本は『外部持ちだし用』である。

メインで使用しているラチェットは、コーケン製Wera製
どちらも1/4インチドライブであり、ハンドルもちょうど良い長さである。



最もよく使う、ミリ規格スクリュー用は、コーケン製。


他社の追随を許さない、軽快な空転トルクが特徴であり
その使用感は、神レベル。
これを使うと他のラチェットを使う気になれない。
故に、長い間メインラチェットとして君臨。

クイックスピンナーは、アストロプロダクツ製を装着。
スクリューの早回しをするために必須。



クイックスピンナーは、コーケン純正を含めて色々使ってきたけど
結局は古巣に戻るというか、厚みがあって軽量な
アストロプロダクツ製が最も使用感が良い、という結論に。
今は、これ以外ちょっと考えられない。


そして、インチ規格スクリュー用のWera製ラチェット。
海外製(というかアメリカ製)のドラムをいじるときに使用。


インチ規格として使う時は、メインのラチェットの
ソケット部分だけをインチ仕様に交換すればええやん、という話なのだが
めんどい。そういうのめんどい。
ラチェットごと、インチ専用として別に用意したほうが良い。

インチ専用として、視覚的にもメインラチェットとの差別化をはかろうと思い
こちらは全く別のメーカー製を選択。
インチ規格なので、どうせならラチェットも海外製に(笑)。


ドイツ工具らしく、表面は梨地仕上げ。
クイックスピンナーはメイン同様に、アストロ製で。


ラチェット本体は、まぁミリもインチも関係ないのだが
装着しているソケットで、規格を使い分けている次第。



さて次に、外部持ちだし用のラチェットだが、これらは
携帯性を求めていずれも軽量、コンパクトな、ショートタイプにしている。


メインに比べると、これだけ短い。



うん、分かってる。出先でスクリューいじることって、ほぼ無い。
でも、ごくたまに、スタジオのタムのスクリューが緩んでいたり
外れてるときがあって、そんな困ったときのために必要。

こちらも、ミリ規格とインチ規格で使い分けている。
ミリ仕様は、コーケン製。



インチ仕様は、Hazet製。
この中では一番コンパクトなサイズである。
梨地が素敵である。




そして、ラチェットに付けているソケットは、すべてコーケン製である。
すべて1/4インチ仕様で、複数種類用意がある。


1/4インチ規格の工具は、その小ささ故に
精密なソケット設計と加工技術が求められるが
国内、海外ソケットメーカー含めて、コーケンの技術が随一であると思っている。

ドラムメーカーが採用しているスクリューって
機械製品ではないためか、割と精度が悪く(特に海外製)
適するソケットを嵌めても、なめてしまうことがある。

他社ソケットでなめてしまうスクリューでも、コーケンソケットだけは
嵌め合いが抜群に良く、決してネジをなめない。
そういった経験から、自分はコーケン製以外のソケットは使わなくなった。


この中で、代表的なソケットを3本。


まずは、普段使いの標準の6角仕様。
ソケットの高さが低いタイプで、操作感良し。


そして、12角仕様。
6角頭角に対して多角はやっぱりスッとフィットする。


あとは、サーフェイスソケット。
角ではなく、対辺に面接触して力が加わるタイプのソケット。


極まれに、古いドラムの中で、スクリューが錆びていたり
角が丸くなっている頭角に遭遇することがあり、そのために所持。
しかしながら、普段使いにも使えて、標準6角よりも嵌めやすい利点もあり。

こんなふうに、要所要所で色々使い分けている。


ドラム色が1ミリも感じられない記事となったが(笑)
これ、すべてドラムに使うものである。

良い道具を使うほど、作業は心穏やかに行うことができる。
無上の工具に巡り合えると、幸せである。

2022/10/29

ムーンジェル練習パッド

ジェル素材で有名なドラムパッドである
RTOM社の『ムーンジェル』

7インチの小型練習パッドが有名だが、もっと大きい
14インチ口径の『Workout Pad』という製品もあり
自分の最近のメインパッドである。

RTOM 『Moongel Workout Pad』

ムーンジェルは、ジェル素材故に
スティックのリバウンドが少ないことが特徴であり
これくらいリバウンドが少ない方が、実は
本物のドラムの打感に近いと思っている。

さて、このWorkout Pad、14インチという大きさからしても
実際のスネアドラムの打面の上に乗せて使うことを
前提にしているデザインだと思うが
それにしても、パッド単体では味気ない。


しかし、使い古しのヘッドの裏側から乗せてあげると



一気にドラム感が出てくる!
まさかのリムショットも可能に(笑)。

やる気もアップする、おすすめの豆知識。

2022/10/21

レッグレス・ハイハットスタンド

と言うことで、やりたくなったら即行動へ移す。
ハイハットスタンドの『DW-9500 D/XF』を改造。

まずは、上段パイプやロッドなどを取り外す。


ブラケット部位がイモネジで固定されているので、そのイモネジを外す。


もちろん、アメリカ製品なので、六角棒レンチは“インチ仕様”だ。
さらに蝶ネジなどを取り除いた後、ブラケット本体を外し、三脚を取り外す。
そして、またブラケットを元に戻す。


そして、レッグレスのハイハットスタンドの完成である。


ツーバスドラマーが、たまに使っているやつ。

ちなみに、この『DW-9500 D/XF』は、DWの最上級ラインのスタンドだが
脚部の折りたたみが、どうも収まりが悪く、ずっとモヤモヤしていた。
スイベル仕様で、向きも変えられるため、こういう畳み方ですよ、というものがなく
フットボード部分と干渉して、どう畳んでも脚の収まりが悪い。
そして中途半端な脚の出っ張りが、ケースに収納したときも邪魔になる。

TAMAなど日本のメーカーは、折りたたみ形状までよく考えてデザインされている。
DWさんは、もうちょっとその辺を工夫してもいいのでは、と思ってしまう。

という訳で、そのイライラする脚部が、きれいさっぱり無くなったので
見た目も心もスッキリである。

さて、レッグレスとなったハイハットスタンドだか
ペダル部のアルミボディベースがしっかりしているので
脚がなくても、意外とそんなに簡単には倒れない。
ちょっと意地悪に揺らしてみたが、びくともしない。

唯一の問題は、左足のゴーストモーションを加えると
スタンドが徐々に前に進んでしまう点。
でも、これもスタンドのスパイクを利用すれば、問題なくなりそう。

それでも、やはりスタンドが転倒するリスクは不可避なので
簡易的な支えを考案して、今後付けたいなと思っている。


最後に、外した三脚部の重さを測ってみると、 2.35kgであった。
ひとまず2.35kgの軽量化に成功。

2022/10/16

歌うハイハット

本日は雨が降り、スタジオ入りを断念。
代わりに、機材整備や、これまでやろうとしていた作業をするか、と。

そこで、引っ張り出したこのハイハットスタンド
『DW-9500 D/XF』


これ、スタジオにガンガン持ち込んで使いたいのだが、鬼のように重く
スタジオ持参を毎回躊躇してしまう、素晴らしいスタンドである。

元々、ハイハットは割とぎちっと締めてタイトに演奏するほうだったが
最近、ぐらぐら揺れるハイハットも表現の幅が広がり、いいなぁと。

歌うハイハットプレイを目指して(爆)、ハイハットを揺らす調整にチャレンジ。


ハイハットシンバルを揺らす方法はいくつかあるのだが
まず考えうるは、フェルトの交換か。
DW純正も、いま付けているPearlのクラッチも、付属のフェルトはかなり硬め。
まずは、それらを柔らかいものに変えるといいのではないかと。

柔らかいフェルトを求めて、自身のシンバル用フェルトのストックを見てみると
なぜ所有しているのか覚えていない、メーカー不明のゆるふわのフェルトを発見。
ひとまず、ちょうど手頃なものが手元にあり、ラッキー。

さっそく、Pearlのクラッチのフェルトを、ゆるふわに交換。
次に、ボトムベースのフェルトも交換。
ハイハットのボトム側を支える、口径の大きいフェルトである。

DW ハイハットボトム用フェルト

ボトムシンバルがぐらぐら揺れるように
トップ用と同じ、小口径のゆるふわフェルトに交換した。

そして、完成。


完成と言われても、これだけじゃよく分からんと思う。
ハイハットシンバルを付けたほうがイメージが沸くかな。


こんな感じで、ボトムシンバルが自由に揺れるようにしてある。
いくら揺れても、シンバルのカップが金属ワッシャーに接触しないことも確認。

上下のハイハットでこんな感じ。




なかなか良さげなゆらゆら具合。
本番(スタジオ)で試すのが楽しみである。

そして、スタジオに運ぶために、スタンドを再度ケースに収めて持ってみたら
やっぱり、死ぬほど重い。

重さの大半の原因は、このごつい三脚である。
落ち着いたら、カスタムすべし。