2021/12/16

代替スティック

昔からドラムスティックは、Pearlの『樋口宗孝モデル 111』を愛用している。


スティックの標準的な太さは14mm径だが
なぜか初心者の頃から、14mm径はしっくり来ず気持ち悪く感じ
逆に自分の手には、15mm径がマッチした。

樋口モデルは、太め、長めであり、振った感じも重く
他のスティックではなかなか感じることのできない、不思議なバランスがある。
大き目の樽型チップと、テーパー部分が太めで
重心が前方にあることが、どうも独特の感覚を生み出しているようだ。
スティックとしてはかなり癖が強いほうだが
その癖の魅力から、未だに逃れられない(笑)。

国産モデルのため、海外製スティックよりは少し安価であり
ショルダー部分が太い故に耐久性があることも、長く使い続けている理由だ。

同じ15mm径の似通ったスティックもいくつか試したことがあるが
村上ポンタモデル 106Hも、人気のStandard Hickory 197STHもしっくり来ず。
樋口モデルは、全くもって別格である。

樋口さんが逝去して以来、このモデルが廃番にならないかドギマギしていたが
現在も、スタンダードヒッコリー&オークとアメリカ産スペシャルヒッコリーの
3つのモデルの生産が続いており、本当に嬉しい限りである。
きっと、日本中に愛用者が多いのだろう。

最近のバージョン


しかし、このスティックに関して、悩みの種が。
日本の外に出ると、実はPearl製のスティックはまず手に入らないのだ。
Vic FirthやVaterなど、世界的な大手スティックメーカーのスティックは
もちろん入手できるのだが、日本のdomesticな製品は、さすがに流通していない。

海外にいると、日本では当たり前にできたことができなくなることが多いが
ドラム・ライフにもそれは影響しており、スティックについてもまたしかり。
従って、最近は、代替品となりうるものを探してみようかと考えている。

サイズからすると、ベースとなる規格は5Bと思われ、その選択肢は結構幅広い。
メーカーも品番も様々だが、いずれ廃番になりそうな
誰々のシグネチャーモデルとかではなく、長く販売されている
スタンダードなロングセラーの中から見つけるのがいいだろう。

スティックは元々はラッカーがべっとり塗ってあるものが好みなので
まずは『Regal Tip 5B』を試してみたいと思う。
さっそく、注文しますた。

どなたか、樋口モデルと使い心地がかなり似ているスティックを
もし知ってる方がいらしたら、ぜひ教えていただきたい。

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