2022/05/18

ドラム・スローネ

今日は休日なので、やる気もあり(笑)
朝からハードウエアのメンテナンスを。

愛用のドラム椅子をクリーニング、そしてシリコーンコーティング作業。


TAMAのファーストチェアー。もう20年くらい使っている。
ファイヤーの刺繍が、バイカーみたいで素敵である。

TAMAの広告で見て一目ぼれして、刺繍入りはアーティストの特注か
いいなぁと思っていたら、御茶ノ水の今は亡き某楽器店で、店頭で見かけて
即購入した代物。



座面の硬さといい、サイズといい、自分にとって完璧である。
背もたれを付けようと思ってたが、いまだ実現できていない(笑)。

個人的に、柔らかい座面は苦手で、硬めの椅子が好み。
座面は、丸型でもサドル型でも、別にどちらでもいいけれど
深く座った場合、丸座面はやはり大腿が干渉するので
サドル型のほうがどっしり座れる。

あとは身長が高いため、椅子も高めに設定できるものを好む。
TAMAのファーストチェアーシリーズは、高さ調整の機構が秀逸。
ぶれないし、安心感があり、座面の回転の度合いの設定も自由。


そう言えば、この他にも色んなスローンを所有していた。
この椅子とは別に、持ち運び用として
Pearlの座面の硬い、古いモデルのスローンも使っていた。
軽くて持ち運びやすいし、座面も硬いし、高くなるし
持ち運び用椅子として最適であった。


TAMAと言えば、エルゴライダーというタイプもあり、所有していたことがある。


さらなるハイグレードのものだが、ふわふわの柔らかい座面が好きになれず。
あと、4脚がめんどい。
4点を地面に均等にあてるって結構むずかしく、床の状態によってはぐらつきが多くなる。
3脚よりも4脚のほうが安定することは確かなんだけど
どんな床の状態でも、ストレスがないのは3脚。
また、4脚はスタンドが重くなるので、持ち運びがしんどい。
それ以来、4脚は避けるようにしている。ということで、即売却。


変わり種としては、DW『6100 Barrel Throne』
一時使用していた。



ヴィンテージのスローンのように、筒の中にスタンド類を収納し
椅子と一緒に持ち運べて、座面もめっちゃ高めに設定できるし
一石三鳥やん!ということで試してみたが、いかんせん重すぎて...。
カートとして引っ張るのも重いが、何よりも車の積み下ろし時が大変。
あと、椅子としての高さの設定も、かなり面倒。
スタジオには2回ほど持って行ったかな。その後、サヨナラした。


ドラム椅子はシンプルだけれども、それなりに進化を遂げており
TAMAのファーストチェアーも、最新モデルは以前より
3脚足がさらにごつくなって、ゴム脚も大きくなり、安定感が増している。

商品のバリエーションも、昔よりもさらに多くなっている。
AHEADの真ん中が割れてる、Spinalシリーズが気になるんだけど
まだ試せていない。


レビュー動画を見ると、どうも座面が柔らかそうで。
あまり店頭で見かけないけど、機会があれば座ってみたい。

ところで、しばらく前からドラムスローンの特別プロジェクトを企てているのだが
なかなか踏ん切りがつかない。
やってみたいけど、どうしたものか。(続く)

2022/04/28

DWペダルの修理

さて、新たに導入を果たした、『DW-9000 XF』ペダル。
先日、やっとスタジオでデビュー(初使用)を果たしたのだが
予期しなかった問題が発覚。


ビーターを外すときに気が付いたのだが
ビーターを固定するカム部のネジが、緩めていくと、やたらと動きが固い。

この現象には既視感があり、Speed Kingペダルのビーター固定ネジを
TAMA製のネジに交換して使っていたときに、固定トルクに負けて
ネジ先端が潰れたときに似ている。

締めこみ過ぎたんじゃね?と思われるかも知れないが
今回ネジを締めるとき、必要以上にトルクをかけていない。
そもそも、変なトルクをかけないように、ペダル付属の調整キーでしか回していない。
まだ一度しか使っていないのに、固いとはこれ如何に?

もしかして、これって、締めたり緩めたりはできるけど
ネジは外せないようになっているDWペダルの仕様?!
いや、まさかそんなこと...。

結局、オイルをつけて慎重に緩めていったら取り外すことができたため
外せない仕様ではないことが判明。
ネジを確認したところ、やはりネジ山が部分的に潰れている。
再度はめようとしたら、もちろん、入らず。
これは早くも交換が必要なことが確定(泣)。
新品を買ったばっかりだと言うのに...。

ここのネジの品番について調べたところ
付属のマニュアルには記載がなかったが
ネット検索で、『DW SP2029』ということが分かった。


しかし、SP2029は交換パーツとして、あまり市場に出回っていない。
一方で、代替品として、Amazonなどで気軽に入手できる
『DW SM2028』があった。
SP2029と同サイズだが、全長が少し長いらしい。


まぁ、これをポチれば解決だったが
30分ほど悩んだ末に、結局手元のネジを自ら修理することに決めた。


ということで、交換ネジではなく、タップ&ダイスを購入。
DWはアメリカ製品なので、もちインチ仕様(怒)。
ネジ径は1/4インチ、UNC規格スレッド20を入手。

まずは、見た目からして明らかな異常のある、雄ネジを修理。
ダイスでねじ切りを行う。


本来は、万力で固定して、ダイスハンドルを付けてやらなくてはならないもの。
ドブリー・クアトロチューニングキーが、ここでも役に立った。


さて、修正を行い、ネジ山がきれいに成形されたことを確認し
ネジをカム部に入れてみたところ、嫌な予感は的中。
途中で引っかかってしまい、それ以上入らない。

やっぱり受け側の雌ネジのほうもイカれてるやんけ!

交換ネジを買ったところで、結局解決しなかったであろう問題。
小売り店に送り返すのも超絶めんどいので
タップ&ダイスを入手して正解であった。

結局、切削油も十分に塗布した上で
受け側ネジ穴もしっかりとタッピングを行う。



これも本来は、分解してカムを固定してやらないといけない作業。
しかし今回はタッピング修正のため、慎重に用手で行った。
この作業は、逆にネジ山を破損する恐れもあるため
素人はまず手を出すべきではない。

カム側の雌ネジも無事に切り直しできたため、試験装着してみる。


おおお、驚くほどスムーズ。ひっかかり無し。
再度取り外し、徹底して切り屑を除去、クリーニングを行い
高級オイルグリースを塗布して装着し、完成。
締め、緩め共に問題なし。ビーターシャフトもしっかり固定される。


マイナスからのスタートだったので、やっとスタートラインに立てた感じ。
今では超快適です。

DWさんよ、せっかく高い買い物したんだからさ。
工業製品なので、一定のエラーが発生するのは分かるけど
検品が甘いのではないかと。
しかも並行輸入品でもなく、正式ディーラーである
モリダイラ楽器の正規輸入品なのだが。

ちなみに今回の作業で気づいたが
ここの『DW SP2029』のネジを交換するときは
わざわざ純正のネジを買わなくても
カメラなどで使う三脚の雲台ネジに、1/4インチものがあるので
それのDリング付きのネジでも、代用できそうである。


これなら、指で締めることもできて、変にトルクかけすぎることもなく、良いかも。

久々に、うちのブログらしいことが書けたかな(笑)。

2022/04/24

XF Sisters

春が訪れ、時間の流れを否が応でも実感するこの頃。
物事はそのまま留り続けるものは無く
時を経ながら少しずつ変わり続けるものであり
諸行無常という摂理を、じんわりと実感していく日々。

ドラムに対する考えや姿勢も、年齢と共に変化が訪れる。
うまくなりたいという願望と共に、奏法、機材などの見直しを続けている。

そんな中で、メインのキックペダルの変更を行った。
キックペダルはLudwig Speed kingをここ10年くらい使い続けてきたが
久しぶりに、現代のがっちりしたペダルを使いたくなり。

という訳で、他にも色々気になるペダルはありつつも
この度、『DW-9000 XF』を新たに導入。


過去にDW-5000ペダルの、シングルチェーンTDとダブルチェーンADを
2世代に渡り使い続けてきたが、DWのペダルを使うのは
かなりのお久しぶりで、嬉しい。

最初のDW-9000ペダルが発売されたのは、2003年で
故・新宿ロックインで試奏したときの衝撃が、未だ忘れられない。
異様にごついのに、アクションは異様に軽い。
次に買うなら絶対にこれ!と決めていたが、ほぼ20年越しにやっと実現できた(笑)。
ロングフットボードが良かったので、ノーマルではなく、XF仕様を選択。

ペダルが最新式なのに、ハイハットスタンドは極細クラシックというのもおかしいので
ハイハットスタンドの『DW-9500 D/XF』も一緒に導入。



これだけ軽快なDW-9000を使ってできないプレイは
他のペダルを使ってもできないでしょう、と。
練習あるのみである。

しかし、これが波乱万丈のお付き合いの始まりだとは知る由も無かった。

2022/02/10

セッションのおとも


ふとしたことで、 Dream Theaterの名曲 
『Pull me under』のドラムのマイナスワントラックの音源を入手。

さっそく、スタジオで音源と共に演奏。
過去にコピーしたことは一度もないのに、死ぬほど聴きまくった曲なので
身体が勝手にフレーズを叩く!
ドラムパートを完全に覚えていて、めちゃくちゃ楽しい!

そしてマイキーのように叩ける訳がない!!そもそも、ワンバス(笑)。

2022/02/06

Evans UV1 ドラムヘッド

新たなスタンダードなヘッドを求める旅。

従来のEvans社のコーティングヘッド(G1、G2など)は
各社ドラムヘッドの中では、コーティングがかなり脆いほうだと思う。
温度の影響か、たまにコーティングが劣化してべたつくときもあり
ホコリやらクズやら、色んなものがくっつく(笑)。

Evansは、おそらくそれをずっと指摘を受けてきたのだろう。
そこで満を持して、新たなコーティング技術を開発、導入したEvansヘッドが登場した。
その名も、Evans『UVシリーズ
UV照射を行って、コーティングを硬化し、従来とは比較にならないほど
コーティングの耐久性を向上させたものとのこと。



2~3年前から発売されていたのだが、そのEvans『UV1』ヘッドを、やっと試す。
Evansって、最近化粧箱変わってたのね。


UV1ヘッドの全体像。
そういえば、Evansはロゴもリニューアルしたんですな。端正なイメージ。



ベースとなるフィルムは、Remoで言うところのスムースホワイトのようだ。
このベースフィルムもUV1用に開発されたものらしく
従来の10milのフィルムよりも、耐久性が強化されているとのこと。

エッジ部分にはコーティングがかかっておらず
シェルのエッジとの接触部が見える点が面白い。
外縁のみコーティングがされていない理由は
UV硬化をしているため、テンションをかけていくと
エッジ付近のコーティングが割れてしまう、ということなのかも知れない。


売りのUVコーティングだが、Remoのコーティングと比べると
ややきめ細やかな手触り。優しい触り心地なので、パッと見では
このコーティングが特別に強いようには見えない。


コーティングが最も摩耗するのは、ブラシでの演奏のとき。
Remoヘッドは、ワイヤーブラシで擦ってると、コーティングがはげまくるのだが
もし、このUV照射による新技術で剥げないとしたら、すごい。
使用による経時的変化は、今後追っていく。

さっそく、手持ちのスネアに張ってみた。
Level360仕様なので、シェルを擦らず、圧迫もせず。
どんなシェルにもはめやすいのは、Evansの強みであり、魅力。


スタジオで、2回ほど叩いた印象。
タッチはやや硬めか。出る生音もかため。
いつも2プライを好むので、1プライ特有の高音域の倍音が気になるが
それでも1プライとしては、まとまりのある音だと思う。
録音した音を聴くと、生音よりははるかにキレイな音。
小綺麗にまとまっている音、というEvansの特徴はよく表れている。

打痕も付きにくく、肝心の耐久性は、確かに十分ありそうな感じ。
もう少し使いこんで、魅力を検証しようと思う。

2022/02/04

ストレート・スネアスタンド

ハードウェア類は、細くて軽いものを好むが
スネアスタンドだけは、安定性が求められるため
一定以上の強度を持つことを重視している。

スネアはドラムセットの打面の中で、最も叩かれる頻度が高い上に
さらにスネア本体の重量もあるため、スタンドの構造的には
角度調整部分、つまり、ティルターの安定度と
さらには、スネアバスケットとスタンドポールの位置関係が重要。

打撃を受け続けるスネアバスケットの位置は、ブーム構造ではなく
スネアバスケットの中心からスタンドのパイプまで
一直線になるほど、スタンドとしての安定度は高い。

現在では、バスケットと中心軸がずれているスネアスタンドがほとんどであるが
ヴィンテージと呼ばれる時代のスネアスタンドは、ほとんどがストレート構造であった。
ハードウェアの進化?の過程で、ギア式のティルターが巨大化し
徐々に中心軸とバスケットがずれる構造になってきたと思われる。

近代のスネアスタンドで、一直線のストレート構造のスネアスタンドと言えば
まず、Axis 『AX-VST』が思い起こされる。

Axis 『AX-VST』

Vortex Tripod Snare Drum Standという名前で、素材はアルミとスチール。
バスケット部位がそのまま外れて、スネアドラムに装着したまま
バスケットごとスネアケースにしまうことができるのが特徴だった。
これには裏の理由があって、バスケット部分を折りたたむことができないのだ。
だからこそ、タイコに付けっぱなしにするというコンセプト。

床への設置面積を広げるためという、樽状の足ゴムの構造も面白い。
いずれ試してみたいと思いつつ、いつの間にか廃版になってしまった。

現行品の中で、ストレート構造の代表格となる製品は
YAMAHA『SS950』だろう。

YAMAHA『SS950』

打撃をそのまま真っすぐスタンドポールが受け取る構造。
そして接続部は、YAMAHA伝統のボールクランプ。
ボールクランプって劣化するので使用を避けてるけれど
このストレートな構造であれば、ボールへの負荷もかなり少ないと思われる。

SS950だけと思いきや、実はストレート構造のスタンドは
色んなメーカーから出ており、AheadMapexをはじめ
中華製の、いわゆるジェネリックと呼ばれるブランドにも散見される。

Ahead 『ASST』

Mapex 『SF1000』

実際にストレート構造のスネアスタンドを使っていないので何とも言えないが
ストレート構造ゆえに、激しく叩いても、スタンドが動いてしまうことは
少ないのではないかと思われる。

ストレート構造の短所は、一直線ゆえに折り曲げることができないので
折りたたむときにコンパクトにしにくい点。
あとは構造上、どうしてもバスケットの高さを極端に低くするのが難しい。
YAMAHA『SS950』が完全に二つに分離できる設計になっているのは
折りたためないことを回避するためのアイディアだろう。

現代の鋳造や加工技術では、軸がずれていても強度的にはなんら問題はない。
好きなものを選べばいいけど、物理的にはストレート構造が一番安心できるという話。

2022/01/13

ModernなVintage

私の好みのスネア用ヘッドは、間違いなくRemo『Coated Emperor』であるが
Aquarian『Modern Vintage』も推しである。

『Modern Vintage』

Modern Vintageは、カーフスキンを模したヘッドだが
独特のもっちりしたサウンドと叩き心地が特徴的。
とにかく乳白色の見た目が最高で、コーティングの手触りもまた良い。

近年Aquarian社は、採用しているMylarフィルムの見直しを行い
ヘッドの素材をNu-Briteフィルムと呼ばれものに
すべてチェンジしたとのこと。
アタックとレスポンスの増強と、フォーカスされた
ピッチと響きを作ることを目的としていると。
Nu-Briteについては、詳細情報がなく
他社のフィルムとの違いは明確には分からなかったが
どうもMylarフィルムの中の一種らしい。

Modern Vintageの(というかAquarianヘッド全般)の欠点は
サイズがきつめであるため、シェルによっては嵌めるのがきつい点。
アルミサッシのサイズがギリギリをせめており、ものによって装着しにくい。
厚めのカバリングのモデルなどは、特にきつくなる。

シェルがやや大きいヴィンテージドラムにも付けられるように
アルミサッシの口径をやや大きめにしたものが
『American Vintage』シリーズである。
Remoもこれを真似たのか、現在やや口径の大きいヘッドを発売している。

『American Vintage』

さらに、このVintageシリーズの仲間として
数年前より、Vintageシリーズ2プライヘッドである
『Modern Vintage Ⅱ』『Deep Vintage Ⅱがラインナップに加わった。

『Modern Vintage Ⅱ』
『Deep Vintage Ⅱ』

ロゴが全く同じなので、見分けがつかないけど(笑)
ロゴに記載してある名前で、かろうじて判別できる。
Modern Vintage Ⅱが7milの2プライで、好みのCoated Emperorと同じ構成。
Deep Vintage Ⅱの方は、10milの2プライである。

現在手持ちのスネアに、Modern Vintage Ⅱを張っているが
印象としては、倍音が整っている上に、太さも増強されており、秀逸。
なおかつ、Modern Vintageでのもちもちサウンドは
2プライになってもそのまま生かされている。

大部分のドラムメーカーでは、Remoヘッドが標準で張られていることが多く
大御所というところもあって、多くのドラマーがRemoヘッドに馴染んでいる。
スタンダードなメーカー以外のドラムヘッドは、なかなかの高額であり
気安くは試せないために、多く流通している故に価格が安く
使い慣れたスタンダードなもの(Remo製)を反復して使うことになり
新規メーカーの参入が難しいという状況を繰り返しているかも知れない、と推測する。

世の中には、大手メーカー以外のマイナーなメーカーのヘッドも割と存在しており
実はまだ出会っていない宝が眠っているかも知れない。

ドラマーには、Remo Coated Ambassadorこそが至高であり
それ以外は認めないと考えている妄信的な者が、割と多い。
そんなものは演奏するジャンルやスネア、また好みによりベストは変わるものである。

あまり他人の言うことを鵜呑みにせずに、自分で試してみて
自分がいいと結論付けたものを、嬉々として使うのが良い。
音だけでなく、“叩き心地”も、ヘッドを選ぶ上で大切なファクターである。

2022/01/01

ネジ緩め専用工具

2022年を迎え、ちょっとマニアックな工具をご紹介。

蝶ネジを緩めるときに使う工具で、Koken(コーケン)の
スピンナハンドル『3768N-175』 + 蝶ネジ用ソケット『3119-5.5×6』

スピンナハンドルは、ちょっと短めの175mmのモデル。
これに、3/8インチ規格の蝶ネジ用ソケットを装着。


ご存知のように、ドラム業界ではハードウェアに蝶ネジが多用されているため
この工具が有益となるシーンは、割と多い。

自分のハードウェアではそんなことはないのだが
不特定多数が使用しているスタジオのスタンド類は
往々にして、蝶ネジがきつく締まっている。
そのため、用手で回そうと思うとネジが固くて回らず
Fワードを連発してしまうことが、しばしばある。

若い頃にプロドラマーから、ネジが固い場合に
2本のスティックで蝶ネジを挟んで回す方法を教えていただいた。
便利な方法だとは思うんだけど、スティックに変な負荷をかけたくないし
入り組んだ狭いところでは、スティックで挟めない場合もあり、良策と思えず。

近年は、コの字の金属バーのドラム用蝶ネジ回し専用工具(?)が
発売されており、使用している方も多いかと思う。
それも軽量で便利だと思うけど、自分の場合は趣向を変えてこれを使っている。


蝶ネジ用ソケットとは、その名の通り、蝶ネジを回すためのソケット。
十字のスリットに蝶ネジの中心部を挟み、テコの原理で回すという仕組み。


最初は、このソケットをラチェットハンドルに付けて使用していたが
蝶ネジを緩めるのが目的の場合、逆に作業がやりづらく
スピンナハンドルであれば、変に回す方向とか気にせずに済み
指回しもできてシンプルに操作できるため、切り替えた。

スピンナハンドルは、各社から販売されており色んな種類があるが
コーケンのスピンナハンドルは、ヘッドに軽いロック機構があることが利点。
通常、ヘッドを斜め45度とかに曲げて回すことはないため
直線や90度にしたときに、ロック機構によりヘッドが不意に曲がらず
安定するところが素晴らしい。



例えば、タムホルダーに。
めちゃくちゃ楽に緩めることができる。


また、スピードキングのビーター固定の蝶ネジにも。



スピードキングの蝶ネジは、洗浄してがっつり潤滑すると
指で締めても、結構なトルクで締め付けることができる。
なので、緩めるとき、手では外しにくいこともしばしば。
こんなとき、このスピンナが役に立つ。


さて、この蝶ネジ用ソケットの欠点は、ソケットより大きい蝶ネジには使えないこと。
最近のドラムハードウェアは、利便性を考慮して、蝶ネジが太くてデカいものが多い。
たとえば、自分の使っているTAMAのスタンドの蝶ネジには、はまらないので使えない。
なので、どんなハードウェアにも適合する訳ではないことが残念。

あとは、金属同士なので、ソケットが蝶ネジの取っ手を傷つける恐れも考えられた。
しかし、緩める目的で使うときは、蝶ネジに強い負荷がかかる前にネジが緩むため
使っている感じでは、取っ手に傷が入ることはない印象である。

あ、もちろん、締めるときには、絶対に使わないですよ。
ネジがぶっ壊れるので、要注意。
あくまでネジを緩めるとき専用工具ということで。

2021/12/18

臨界突破



TAMAのヴィンテージタイプのスタンドに
激重のベルブラススネアを乗せてみる。
なんという鬼畜(笑)。

このスネア、メンテしてだいぶ経つので、また少し錆びてきたかも。
久々にフルショットで叩きたい。

2021/12/16

代替スティック

昔からドラムスティックは、Pearlの『樋口宗孝モデル 111』を愛用している。


スティックの標準的な太さは14mm径だが
なぜか初心者の頃から、14mm径はしっくり来ず気持ち悪く感じ
逆に自分の手には、15mm径がマッチした。

樋口モデルは、太め、長めであり、振った感じも重く
他のスティックではなかなか感じることのできない、不思議なバランスがある。
大き目の樽型チップと、テーパー部分が太めで
重心が前方にあることが、どうも独特の感覚を生み出しているようだ。
スティックとしてはかなり癖が強いほうだが
その癖の魅力から、未だに逃れられない(笑)。

国産モデルのため、海外製スティックよりは少し安価であり
ショルダー部分が太い故に耐久性があることも、長く使い続けている理由だ。

同じ15mm径の似通ったスティックもいくつか試したことがあるが
村上ポンタモデル 106Hも、人気のStandard Hickory 197STHもしっくり来ず。
樋口モデルは、全くもって別格である。

樋口さんが逝去して以来、このモデルが廃番にならないかドギマギしていたが
現在も、スタンダードヒッコリー&オークとアメリカ産スペシャルヒッコリーの
3つのモデルの生産が続いており、本当に嬉しい限りである。
きっと、日本中に愛用者が多いのだろう。

最近のバージョン


しかし、このスティックに関して、悩みの種が。
日本の外に出ると、実はPearl製のスティックはまず手に入らないのだ。
Vic FirthやVaterなど、世界的な大手スティックメーカーのスティックは
もちろん入手できるのだが、日本のdomesticな製品は、さすがに流通していない。

海外にいると、日本では当たり前にできたことができなくなることが多いが
ドラム・ライフにもそれは影響しており、スティックについてもまたしかり。
従って、最近は、代替品となりうるものを探してみようかと考えている。

サイズからすると、ベースとなる規格は5Bと思われ、その選択肢は結構幅広い。
メーカーも品番も様々だが、いずれ廃番になりそうな
誰々のシグネチャーモデルとかではなく、長く販売されている
スタンダードなロングセラーの中から見つけるのがいいだろう。

スティックは元々はラッカーがべっとり塗ってあるものが好みなので
まずは『Regal Tip 5B』を試してみたいと思う。
さっそく、注文しますた。

どなたか、樋口モデルと使い心地がかなり似ているスティックを
もし知ってる方がいらしたら、ぜひ教えていただきたい。