ここ数年何かと50周年記念が続く、The Beatles。
2000年代に突入した後も、Beatlesの与える影響は止まることを知らない。
そんな彼らのモンスター級の影響力を裏付けるかのように、最近公開された映画『YESTERDAY』。
イギリス現地でも世界に先駆けて『YESTERDAY』が上映となった。
街中でバスや柱の広告をよく見かけるようになり。
またイギリスの大手スーパーであるSainsbury'sの大型店舗では
『YESTERDAY』のサウンドトラックの販促コーナーが設置されていたり。Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandの50周年記念LPなども、ちゃっかり一緒に陳列。
公開前後の期間、個人的にお祭り気分となり(笑)、興奮を抑えられず。
どうせ観るならと、映画のフィナーレの舞台にもなっているWembleyスタジアムに
隣接している映画館で鑑賞した。
主人公がインド系のせいか、観客の半分ほどがインド系の方であったことは興味深い。
自分が参加した上映回の偶然だったかも知れないが。
映画はトレイラー自体がとても面白く作られており、たいへん楽しみにしていたのだが
まさに期待を裏切らない内容であった。期待していただいてよい作品だと思います。
世界の人々から記憶がなくなったのは、実はBeatlesだけではなかったり。
予想もしなかった、まさかのあのお方も出てくるという(笑)。
正直、涙が出そうになった。
作中、現代のイギリスのトップアーティストであるEd Sheeranとの絡みも面白い。
映画の随所で、Beatlesのアイコンとなるものが、言葉や物として登場するが
主人公Jack Malikのマネージャーが大男なのは、やはりMal Evansを意識しているのだろうか。
イギリスの地で、この映画を鑑賞できたことは非常に感慨深い。
テレビなどで取り上げられている関心の高さや、また実際の興行成績を見ると
イギリスにおいて、Beatlesはまだまだ過去の産物ではないのだなと実感した。
映画を観て、Beatlesの作り出した楽曲の深み、完成度、普遍性は誇らしいものと再確認。
Beatlesという自国のバンドが偉大な文化遺産を生み出したことに対して
イギリスはもっともっと胸を張っていいのでは、と感じた。
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