2022/06/25

チタンビーター

DW-9000XFペダルのビーターを、色々付け替え試した結果
しばらくはコレでいくことに。


これは Danmar社のビーターではなく
いまは亡き、『ドラムのモリタ楽器』チタンビーターである。


20年以上前に、学生時代に買ったもの。
“しなやかで軽量なチタンシャフト”に、“大きめのビーターヘッド”、
そして“カラフル”、というのが売り文句だった。
5色くらいあった気がするが、その中で黄色を選んだ理由は覚えていない。


使いすぎて剥げてたり、ガムテープ痕が残ってたりする。
昔使っていたDWペダルにも使用しており、相性が良かった。
なので、DW用のビーターメモリーロックがそのまま付いており
それが今でも、DW-9000にそのまま使えるという。


チタンシャフトは折れやすいことで有名であるが
今のところ、折れる気配はない。
(折れるまで)とことん使ってやろうと思っています。

当時練馬にあったモリタ楽器、印象に残る良い楽器店でした。
二代目店主はとても親切、丁寧であり
スネアを購入したり、色々とお世話になりました。

2022/06/19

Sabian Hand Hammered Flat Bell Ride

 
何年かぶりに引っ張り出して使っている、お気に入りのライド。
Sabian『Hand Hammered Flat Bell Ride』



レギュラー品ではない、いわゆるプロトタイプである。
15年くらい前に、渋谷で買ったと記憶している。


プロトタイプのせいか、印字はされていないけど、口径は“21インチ”。
低音とピッチ感のバランスが絶妙な、21インチである。

検索をかけてみたけど、現行品のHHにはフラットライドはないらしく
20インチなら、過去に市販していた様子。


フラットライドって面白くて、基本的に鉄板の音で
それにシンバルらしく、より音の深みを加えたというイメージ。
ピング音が、木が金属に当たったときのコツコツした音の成分が目立ち
ハンドハンマードも相まって、とても美しい音が出る。

また、叩く強さにリニアに反応して音量も上がっていき
繊細だけど、力強い音も表現する。


アコースティックやジャズなどで最適なことは言わずもがな。
カップ音が出せない点と、クラッシュするのが怖い点(笑)が欠点だけど
個性豊かで気に入っている。

2022/06/01

チューニングキーの設置先

チューニングキーは、その辺に転がしといて使っていたが
やはり場所が定まっていて、手にしやすいことが好ましい。

使用状況を想定して、二通りの配置方法を考案した。

まずは、①マグネットバー
工具ユーザーなら、定番のパターン。
磁石が内蔵されており、金属系の工具をぺたぺた貼り付けるもの。

大手を含めた複数の工具メーカーから、マグネットバーが発売されているが
数ある商品の中で、慶応2年創業の高儀製を選択。


高儀のマグネットバーは、磁力が特に強いと評判である。
例えば、キッチン用品の包丁などをくっつけるマグネットバーが
比較的手に入りやすいが、大抵磁力が弱く
工具に対しては、使い物にならないことが多い。

こちらは、実際に付けてみたところ、比較的重いチューニング工具だが
評判通り磁力が強く、張り付けるに問題なし。

なんか大きさ的にも、ちょうどフィットしてるし。



なぜマグネットバーを使うかと言うと
縦長に一列に並べて配置でき、場所も取らず、コンパクトであるためである。

また、このような“S字フック”をつけることによって
引っかけておくことができる。



スタジオなどでは、ドラムセットの中で、シンバルスタンドなどにかけられる。
叩いている内に、衝撃で吹っ飛んだり、紛失する恐れもない。

もしくは、壁にかけておく時なども、良いと思う。
必要な時に、ぱっと取れる。


しっかりくっついているので安心。
付け外し時に、磁力のために少し気を使うのが玉に傷か。


次に用意いたのが、②差し込みラック
これは、主に生命科学系の基礎研究で用いる器具であり
エッペンドルフチューブやマイクロチューブなどを立てるためラック。


このラックの穴のサイズが、チューニングキーの差し込みの口径と意外と合うのだ。
こういうものをドラムに応用しようというのは、もはやCNS級の病気である。

実際に差し込んでみると、こんな感じ。



先っぽがwellに収まって、しっかり自立。
穴がたくさんあるので、あまり考えなくても、適当に入れられる。

ちなみに、ドブリー・クアトロシリーズ以外でも
一般のチューニングキーも収められる。


マグネットバー以外に、置き型ラックを取り入れた理由は
たとえばドラム制作時やヘッドの張り替え時などに
頻繁にチューニングキーを使うときに
ラックにサクッと差し込んでおけば、手に取るのが簡単なためである。

チューニングは、必ず両手で同時に行うため
両手で一気に手に取り、使用後は両手でそのまま収めるのが小気味よい。
好きな場所においておけるし、これは目論見通り。


マグネットバーも、チューブラックも、どちらもおすすめ。
両方とも安価で、気軽に試せるので、お試しあれ。

さて、チューニング環境ばかりが充実し
肝心のドラムを叩く機会が少ないことが、喫緊の問題である。