2023/08/20

Tハンドルツールの構築

近頃、ドラムのヘッド交換やチューニングをする機会が増えている。

そこで、普段から愛用している、“スライディングTハンドル”に加えて
通常のTハンドルハンドツールも、もっと活用すべく
以前からやりたかった、グリップテープを巻くことに。

Tハンドルハンドツールとは、通称竹とんぼTハンドルなのだが
同様のコンセプトの、某社のドラム用某Tハンドルがあるので
ドラマーで実際に使っている人も多いのではないかと思う。

一方で、3/8インチ規格で開発された、ドブリー•クアトロソケットを用いれば
市販の3/8インチの工具を使って、チューニング用の竹とんぼTハンドルを構築できる。

実際の組み合わせは、こんな感じ。
『Tハンドルバー』+『エクステンションバー』+『ドブリー・クアトロソケット』
の組み合わせ。


エクステンションバーには様々な長さがあり、個人の好みに合わせて
自由に長さをカスタムできる点も、既製品にはないメリットである。
私の場合は、250mm長のものをチョイス。


3/8インチ規格なので、ずっしりと重い。
もちろん、この状態でも使えるのだが、より回しやすくする目的で
今回、テニスラケット用のグリップテープを巻く。

使用したのは、ウェットタイプのグリップテープ。


全体的に一回巻いて、実際によく回す上部は
軸の太さを出すために、3重に巻いた。


グリップテープを施すことにより、使いやすさは天と地の差。
思っていた以上に、使いやすい。

例えば、ヘッド交換などで、テンションボルトをすべて外したいときなどに
有用で、一気にテンションボルトを外すことができる。
もちろん、電動ドリルを使ってもいいのだが、Tハンドルは
充電や電力を全く気にしてなくて良いのが、大きなメリット。

むしろ、電動ドリルよりも作業が早いのではないかと思う。


既存品との違いだが、既存品は1/4インチ規格のため、軸が細い。
重量が軽い点は良いものの、その軽さ故に、軸が定まらずふらふらし
また遠心力がないため、何度も回さないといけない。

それに対して、この3/8インチ規格のものは
1/4インチの既存のものと比べ、軸が圧倒的に重いため、ふらつきが少なく
その遠心力を生かして、少ない手回しで
テンションボルトが完全に外れるまで回り続ける。

なおかつ、二重四角のソケット形状により
テンションボルトの頭角への嵌め合いもスピーディー。

素晴らしく、回しやすい一品になりました。