2018/07/22

夏休み工作2018 シリーズその3

絶賛レストア中のSpeed king pedal。

大体分解できたのだが、フレームの両側支柱とRocker shaft(カム部分)の分離で
思わぬ壁にぶち当たる。


ここは写真のように、スプリングピンで固定されている。
理論的にはポンチを用いてハンマーで叩けば
容易に外れるはずなのだが、これがなかなか外れないのだ。
万力で固定し思いっきり打撃を加えても、ポンチが陥入さえしない。
もちろん潤滑剤を使用してもダメ。場所が場所だけに、非常に作業もやりにくい。

50年近くはまっており、完全に固着してしまっているのが原因と思われる。
2日ほど悩み頭をフルに回転させ、一休さんばりにアイディアを思いつく。
方法は良かったのだが、これが非常にイライラさせられる作業で
Fワードを連発しながら作業(笑)。


最終的にはうまくいき、やっとこさスプリングピンを外すことができた。


はずれたRocker shaft。
洗浄、研磨し、シリコンコーティングを施した。
この際、ビーター留め蝶ネジの雌ネジ部分もしっかりと洗浄。


中に入っていたカム本体も洗浄、研磨、コーティング。
フレームの支柱にスプリング付きの金属ロッドが入っており
それがカムによって下方に押される機構なのだが
ロッドの先端が当たる部分が削れて、光っているのがわかるだろうか。

ちなみに90年代の最終型Speed kingのカムは、上の皿部分はなくなっている様子。
(機構上、有っても無くても変わらない部分なので。)

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