2020/01/20

The Return of the King

今年も始まりましたNAMMショーですが、早速度肝を抜かれたのでご報告。
とりあえず、仰天したのがコレ。



まさかの2020年になってからの、Speed kingペダルの復活。
しかも80年代以降に存在した黒塗りの現行品ではない、ヴィンテージ仕様。
その名も、『L203』

いずれまた復活させるだろうとは思っていたが、こんなに早く
さらにオールドスタイルで復活するとは!

YouTubeで情報を集めたところ、Ludwig社マネージャーの
Uli氏がブースおよび新製品を紹介してくれている動画を発見。

この新しいSpeed kingは、ヒンジにベアリングを仕込んだり(!)
カム部の動きも改良を加えたそう。さらに、フープクランプにゴム板を付けたり。

個人的にアツいのは、ビーター留めの部分が、蝶ネジから角頭ボルトに変わったこと。
アンダープレートにチューニングキーが搭載されており、それで回す様子。

オタクとして気になるのは、中のカム形状やスプリングの仕様かな。
フレーム内の左右のボールベアリングは、おそらく昔の特殊口径ではなく
汎用性の高いものに変更になっていると予想。

Ludwig社HPには、“おめぇの父ちゃんのスピードキングよりもいいぜ!”って書いてる(笑)。
これはぜひ、自分のオールベアリング仕様のSpeed Kingと比べてみたい。

その他、Black Beautyスネアの8テンションバージョンなど、魅惑的な商品が目白押し。
しかし、近年のLudwigさん、ヴィンテージコレクターや修復屋を完全に殺しにかかってるな…。

今回のSpeed King復刻といい、Jazz Festival復刻といい
Ludwig社は自分のブランドに何が求められているか、よく分かってらっしゃる。
みんな昔のLudwigが好きなのね。