新たなスタンダードなヘッドを求める旅。
従来のEvans社のコーティングヘッド(G1、G2など)は
各社ドラムヘッドの中では、コーティングがかなり脆いほうだと思う。
温度の影響か、たまにコーティングが劣化してべたつくときもあり
ホコリやらクズやら、色んなものがくっつく(笑)。
Evansは、おそらくそれをずっと指摘を受けてきたのだろう。
そこで満を持して、新たなコーティング技術を開発、導入したEvansヘッドが登場した。
その名も、Evans『UVシリーズ』。
UV照射を行って、コーティングを硬化し、従来とは比較にならないほど
コーティングの耐久性を向上させたものとのこと。
2~3年前から発売されていたのだが、そのEvans『UV1』ヘッドを、やっと試す。
Evansって、最近化粧箱変わってたのね。
UV1ヘッドの全体像。
そういえば、Evansはロゴもリニューアルしたんですな。端正なイメージ。
ベースとなるフィルムは、Remoで言うところのスムースホワイトのようだ。
このベースフィルムもUV1用に開発されたものらしく
従来の10milのフィルムよりも、耐久性が強化されているとのこと。
エッジ部分にはコーティングがかかっておらず
シェルのエッジとの接触部が見える点が面白い。
外縁のみコーティングがされていない理由は
UV硬化をしているため、テンションをかけていくと
エッジ付近のコーティングが割れてしまう、ということなのかも知れない。
売りのUVコーティングだが、Remoのコーティングと比べると
ややきめ細やかな手触り。優しい触り心地なので、パッと見では
このコーティングが特別に強いようには見えない。
コーティングが最も摩耗するのは、ブラシでの演奏のとき。
Remoヘッドは、ワイヤーブラシで擦ってると、コーティングがはげまくるのだが
もし、このUV照射による新技術で剥げないとしたら、すごい。使用による経時的変化は、今後追っていく。
さっそく、手持ちのスネアに張ってみた。
Level360仕様なので、シェルを擦らず、圧迫もせず。
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