2022/09/27

ドブリー・クアトロ用ケース

先日、ドブリー・クアトロのチューニングキーの
専用のケースを作って欲しいと、リクエストをいただきました。


ひとまず、ドブリー・クアトロの大きさは
 ・横幅 10.0cm
 ・縦    5.6cm
 ・厚み 2.0cm
になります。

個人的には、複数個のチューニングキーをまとめて
工具ケースに入れて移動し、単品では持ち運ばないのですが
単品ケースとしての理想は、薄くて、軽く
ズボンのポケットに入れてもかさばらないもの、と思います。

専用ケースはすぐには作れないですが
単品用として、いくつか持ち運びケースを使用してみて
おすすめできそうなものをご紹介したいと思います。


①キーケース

『MUJI キーケース』

キーケースとは文字通り、主に鍵を収納するケース。
これは無印良品の製品ですが、世の中には
色んな種類がキーケースが販売されておりますので
サイズさえ適合すれば、どんなものでもいいと思います。



手持ちのこのケースは、偶然にもジャストフィット。
軽くて、柔らかい素材で、使い心地も良く、専用ケースと言えるほど最適です。


②バネ口ポーチ

『ELECOM イヤホンケース』

両サイドから押して、開け口が開く仕組みのバネ口。
ちょっと懐かしい感じもしますが、これが割と実用的なんです。


これも大きさ的にちょうど良い。
ケース自体が薄いので、ポケットに入れたときに違和感がありません。
こちらのものはソフトレザー製で、手にもよく馴染みます。


片手で開けて取り出すことができるのは、なかなかの利点。
そういう意味では、便利さはピカイチ。


③シリコーンバッグ

『Stasher シリコーンバッグ』

スタッシャーのシリコーンバッグ。
これは元々は食品用のものですが、化粧品や小物のポーチとしても人気です。
色んな大きさがありますが、これは『ポケット』と呼ばれる最小サイズ。


ご覧のように、ジャストサイズ。
半透明で、中が見えるので安心感があります(笑)。
完全防水仕様であり、汚れたら丸洗いできる利点もあります。

チャックの開き口が狭く、やや取り出しにくいのが玉に傷。


④ガマ口財布


このブログにはもう何度も登場している、ガマ口財布。
元々からチューニングキー入れとして活用していたものです。
ガマ口なので片手で開け閉めできる点が、ジッパー製のケースとの大きな違い。


マチもあるので、楽々収納できます。

今回、ちょっと大きめのガマ口財布も試してみます。

『AYANOKOJI がま口』

大き目なので、2~3個入れられそうですね。


これは帆布製なのですが、一枚布でクッションがないので
もう少し厚みのあるクッション入りだと、なお使い心地が良いだろうと思います。


他にもまだまだ転用できそうなケースが多く
コインポーチなどもいいですね。
意外なところでは、タバコケースも使えそうです。


それで、結局どれがいいの?という話になりそうですが
気に入ったものであれば、何でもよいと思います。

でも、あえて選ぶとすれば、やっぱり“片手で開け閉めできるもの”がお勧めですね。
つまり、ここではバネ口ポーチやガマ口財布です。

頑丈なチューニングキーなので、裸でポケットに入れて持ち運んでも
全然いいと思いますが、ケースがあると、より愛着が沸きますね。
あとは収納ケースがあったほうが、スタジオに置き忘れる、などということが
少なくなると思います。

その他にも色々お試しいただき、
これがジャストフィットして便利だった!というのがあれば
ぜひ、教えてください。

2022/09/10

錆びませんように

これは自分にとって初めてのスネアで
手放すことができない宝物である。


訳あって3年ほど、倉庫に預けてあったので
最近になってようやく使用を再開できている。

購入してだいぶ月日が経っているので
いくつか部品を交換したいと思っていた。
というか、取り替えているつもりだった(爆)。

交換したい部分は、まずはスクリュー。
最近のモデルは所有していないので分からないが
2000年以前のPearlのラグスクリューは、“なべネジ”を使っていた。

これが元々のスクリュー。


以前フルメンテナンスの時に、シリコーンコーティングを施したが
それでも長期間の倉庫保存により、やはり痛んでいる。

なべネジはラチェットが使えず、扱うときに押し付ける必要があったり
さらに長期使用で舐める恐れがあるため、このなべネジはあまり使いたくない。

ドラムのネジにおいては、昔に記述した通り
ソケット、スパナ、ドライバーなど
あらゆる工具で操作できるラグスクリューが理想的である。

なるべくオリジナルのままで残したい気持ちもあったが
利便性を考えて、ステンレスのスクリューに変更することに。
『Tomi Drumsオリジナルのステンレス製アプセットボルト&ワッシャー』に装換する。


ドラムシェルは様々な厚さがあるので、多様な長さのスクリューを持っておく必要がある。
今回在庫を漁ったところ、適合する長さのネジの在庫がギリギリ残っていた。
装着の前に、もちろんこれらにもすべてシリコーンコーティングを施す。


試験的に交換してみる。いい感じだ。
シェルへの攻撃性を減らすために、ワッシャーの表面をシェルに向ける。

最近、スクリューのトルクの統一を始めたため
今回も厳密にトルク管理を行う。



シェル=振動体として、ラグのシェルへの圧力が
統一されていることが好ましいかなと。
それどころか、何も考えずに回していけば
ちょうど良いトルクに設定できるので、楽。
ラグのスクリューだけでなく、もちろんストレイナー、バッドもトルクをすべて統一。

そして、完成の図。
単純な作業だが、結構時間がかかるものだ。


そして、この機会に、テンションボルトのワッシャーも
『Tomi Drumsオリジナル樹脂ワッシャー』に全交換。


打面ヘッドは、最近お気に入りの『Evans UV2』
やっと安心して使えるヘッドに巡り合ったと感じている。


レベル360で楽にフィットすることに加えて、コーティングの耐久性も素晴らしい。
サイドヘッドは、厚めの『Evans Snare Side Glass 500』


特殊クロスで拭きあげて、完成へ。

各種パーツも相まって、“安心できる”音に。
今後も長く使えそうですな。