2022/09/10

錆びませんように

これは自分にとって初めてのスネアで
手放すことができない宝物である。


訳あって3年ほど、倉庫に預けてあったので
最近になってようやく使用を再開できている。

購入してだいぶ月日が経っているので
いくつか部品を交換したいと思っていた。
というか、取り替えているつもりだった(爆)。

交換したい部分は、まずはスクリュー。
最近のモデルは所有していないので分からないが
2000年以前のPearlのラグスクリューは、“なべネジ”を使っていた。

これが元々のスクリュー。


以前フルメンテナンスの時に、シリコーンコーティングを施したが
それでも長期間の倉庫保存により、やはり痛んでいる。

なべネジはラチェットが使えず、扱うときに押し付ける必要があったり
さらに長期使用で舐める恐れがあるため、このなべネジはあまり使いたくない。

ドラムのネジにおいては、昔に記述した通り
ソケット、スパナ、ドライバーなど
あらゆる工具で操作できるラグスクリューが理想的である。

なるべくオリジナルのままで残したい気持ちもあったが
利便性を考えて、ステンレスのスクリューに変更することに。
『Tomi Drumsオリジナルのステンレス製アプセットボルト&ワッシャー』に装換する。


ドラムシェルは様々な厚さがあるので、多様な長さのスクリューを持っておく必要がある。
今回在庫を漁ったところ、適合する長さのネジの在庫がギリギリ残っていた。
装着の前に、もちろんこれらにもすべてシリコーンコーティングを施す。


試験的に交換してみる。いい感じだ。
シェルへの攻撃性を減らすために、ワッシャーの表面をシェルに向ける。

最近、スクリューのトルクの統一を始めたため
今回も厳密にトルク管理を行う。



シェル=振動体として、ラグのシェルへの圧力が
統一されていることが好ましいかなと。
それどころか、何も考えずに回していけば
ちょうど良いトルクに設定できるので、楽。
ラグのスクリューだけでなく、もちろんストレイナー、バッドもトルクをすべて統一。

そして、完成の図。
単純な作業だが、結構時間がかかるものだ。


そして、この機会に、テンションボルトのワッシャーも
『Tomi Drumsオリジナル樹脂ワッシャー』に全交換。


打面ヘッドは、最近お気に入りの『Evans UV2』
やっと安心して使えるヘッドに巡り合ったと感じている。


レベル360で楽にフィットすることに加えて、コーティングの耐久性も素晴らしい。
サイドヘッドは、厚めの『Evans Snare Side Glass 500』


特殊クロスで拭きあげて、完成へ。

各種パーツも相まって、“安心できる”音に。
今後も長く使えそうですな。

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