2014/04/27

Magnetone Drums


ネットを徘徊していたら、度胆を抜かれるドラムを発見。
その名も、MagneTone Drums。


シェルの上部と下部を分離できるという代物。
両者の接合は強力なマグネットによる、Magnetic Interlocking System。
複雑な構造にすることなく、のっけて回すだけでビシッとくっつく。

バーチ、メイプル、マホガニー、ブラスなど、上下素材を変えることにより
何通りもの組み合わせができる。
同じ素材でもヘッドの種類やチューニングを変えておけば
瞬時に音色を変更することができ、音の組み合わせは無限大に。


例えば、上部がアクリルで下部がマホガニー。
アクリルのクリアなサウンドにマホガニーの柔らかさがついてくる感じ。

驚くことに、口径までも変えることができるのだ。


12インチの打面に14インチのボトム。
打面が小口径になると、ピッチの高いファンキーな音に一瞬で変貌。

実際にHP上の動画で音を確認できるが
各組合せとも個性がはっきりしており、非常に面白かった。

個人的な経験では、複合素材のドラムの音の構成は
打面側のシェルの影響が大きいと感じている。
特にエッジ部位をなすシェルの音がダイレクトに反映される。
動画を通じて、そのことを再確認した。

それにしても、なかなか思いつかない発想である。
素晴らしいアイディアに脱帽。

2014/04/25

謎のCD

先日、中古CDショップでBeatlesの謎のブートレッグを発見。
あやしい感じがぷんぷんしてくるジャケット。


タイトルも「THE BEATLES」と、恐ろしくストレート。
なぜか、現役時代Beatles、ソロ時代のPaulとJohnの写真が。
裏面の曲目リストを見て、写真の理由が納得。


それぞれの時代の曲が収められているんですな。
しかもヒット曲だらけじゃないっすか。

しかし驚くのはまだ早い。


演奏はWingsですよ、Wings!!
まさか後半のJohn Lennonの(Just Like) Starting Overなどのソロ曲も
Paul McCartney & Wingsが演奏してるのか?!ウソでしょ?


しかも全てライヴテイクらしい!!
Johnの名曲たちをWingsがライブで演奏していたなんて聞いたことがない!!

これは買って確認するしかない!315円だし!


確認した結果、確かにBeatlesとPaulの曲はWingsのライブ音源。
Johnの曲は、ただのJohn Lennon本人によるアルバムのアウトテイクだった。ありがち!
でも、これはこれで音源として貴重。
Imagineのみ本当にJohnのライブ音源だった。

The Beatlesはそのブートレッグの多さも群を抜いているバンドだが
こういう得体の知れないCDと時折出会えるのが面白い。

2014/04/24

Beatles Gear 新刊

The Beatlesの使用した楽器たちに焦点を当てた本、「Beatles Gear」。

10年以上前に発売されたものだが、その日本語翻訳版が長らく絶版となっていた。
出版数が少なかったのか、中古本の価格も高騰。
どうしても手に入れたい私は英語版の原書でも買うかなぁと、ずっと思っていた。

それがまさかの日本語版の新版が出るというニュースが。
目出度く他の出版社から新装・改訂版として再発売となった。

2014年の2月に発売予定だったのが、伸びに伸び、4月になり無事に発売。
先行予約をしていたので、ようやくAmazonさんから我が家に届けられた。


もちろん旧版も図書館で借りて見たことがあるのだが
今回の表紙は原書を忠実に再現されている。

内容や構成もざっと見た限り、旧版と変わらず。
新たに翻訳されたらしいので、文章は少し違うのかも知れない。
旧版と比較して、紙質や印刷のクオリティが少し落ちているのは気のせいか?



1964年のThe Ed Sullivan Showで使用されたこの太文字ロゴが好きなんですな。



JohnnyのRickenbacker 325の初代もばっちり記載されている。

ドラムに関する話が少ないのが、ちょっと残念。
まぁ、どうしてもギターの話中心になってしまうよね。