ネットを徘徊していたら、度胆を抜かれるドラムを発見。
その名も、MagneTone Drums。
シェルの上部と下部を分離できるという代物。
両者の接合は強力なマグネットによる、Magnetic Interlocking System。
複雑な構造にすることなく、のっけて回すだけでビシッとくっつく。
バーチ、メイプル、マホガニー、ブラスなど、上下素材を変えることにより
何通りもの組み合わせができる。
同じ素材でもヘッドの種類やチューニングを変えておけば
瞬時に音色を変更することができ、音の組み合わせは無限大に。
アクリルのクリアなサウンドにマホガニーの柔らかさがついてくる感じ。
驚くことに、口径までも変えることができるのだ。
12インチの打面に14インチのボトム。
打面が小口径になると、ピッチの高いファンキーな音に一瞬で変貌。
実際にHP上の動画で音を確認できるが
各組合せとも個性がはっきりしており、非常に面白かった。
個人的な経験では、複合素材のドラムの音の構成は
打面側のシェルの影響が大きいと感じている。
特にエッジ部位をなすシェルの音がダイレクトに反映される。
動画を通じて、そのことを再確認した。
それにしても、なかなか思いつかない発想である。
素晴らしいアイディアに脱帽。