2014/01/28

Jazz Festival 復刻版の製作過程


Ludwig Pioneer 60年代前期 pre-serialモデル。シェル&パーツの状態は良好。



パーツ類をはずし、ハダカのシェルに。



カバリングをはがしていく。



リムーバーを用いて接着剤を溶解させながら慎重にはがす。



元穴の穴埋め。パテは用いず木材で。
マホガニーシェルという素材に合わせ、粗な木材で穴埋め。



今度はシェルに内側に着手。元のResa-coteをはがしていく。



一通り、ペンキを除去。



ここまできれいになった。マホガニーの美しい木目。



メイプルと思われるレインフォースメント。



シェル表面の凹凸はパテで平面化。



モノホンのJazz Festivalを置いて、完成形をイメージ。



Black Oyster Pearlをラッピングしていく。あ、その前に新たなResa-coteを塗布。



ローラーで圧着後、シームを強力に固定。またシェルもラチェットベルトで固定。



24時間以上放置し接着を安定化。その後、元のエッジを残しつつ、カバリングのエッジ部分の形成へ。



美しい仕上がり。



いよいよ佳境へ。穴類の位置決め。



Done!!

2014/01/20

Jazz Festival 復刻の序曲


色々長々と思いを綴ったのだが、うざいので簡略化。


2013年はRingo StarrがLudwigのドラムを使い始めて50周年記念の年。

Ludwig社よりJazz Festival復刻モデルが発売。流涎し、購入を決意。

カバリング良し、バッジも良いんだけど、肝心のシェルが現行メイプルシェルで、エッジも45度。

試奏もして音も悪くないんだけど、どうせならLegacyシェル+ラウンドエッジで作って欲しかったなと購入を戸惑う。

Ludwigの復刻版に不満があるんだったら、現行パーツ一式持ってるし、自分で作れば良くね?

でもやっぱりストレイナーはP-83付けたりして、本物に近づけたいなぁ。

安いPioneerスネア買ったら、シェルもパーツも全部手に入るから即解決じゃね?

アメリカ様より60年代前期Pre-serialのPioneerスネアを送料込み2万円でゲット(爆)。


復刻なのか改造なのかよく分からないが、ここからJazz Festival復刻祭りが始まった...。


(※注:PioneerはJazz Festivalと同一のシェルであり、テンションのみ6テンションの仕様。
廉価版のスネアであったので、Jazz Festivalより安く売られていることが多い。)

2014/01/18

メッキの違い


手元に仕上げが異なる二種類の60年代 Ludwig Bow tie lugがある。

当時のラグの素材はブラスと言われているが
その表面をニッケルでメッキするか、クロームでメッキするかの違い。
カタログによるとクロームメッキの方が若干割高であった。

オールドのドラムを見ると、ニッケルメッキは曇ってくることがよくあり、
そうなるとつや消しシルバーっぽくなる。
メッキがある程度残っていればポリッシュで磨くと再び光り出すことも。

個人的にはニッケルのほうがオールドらしくて好みかも知れない。
写真を見て分かるように、ニッケルはやや黄色がかっており
シルバーの中にも黄金色を放ち、それがシブい。
現代のドラムはクロームメッキがほとんどなので、逆に異彩を放っている。

そのかっこよさにひかれ、今回のドラムの作成にはニッケルパーツを用いることにした。

私をはじめ、こんな人種が少なからずいます