2015/02/03

YAMAHA YD-9000



PCファイルを整理していたら、偶然出てきた懐かしすぎる写真。
過去に所有していた、YAMAHA YD-9000 26インチバスドラムである。
おそらく70年代に製作された、思いっきり初期型のYD-9000のリアルウッド。

大口径だがとてもまとまりが良く、扱い易かった記憶がある。
エッジも丸みを帯びた形状だったのが印象的。
国産Vintage drumとしては、最高峰のモデルではなかろうか。

当時生後4ヶ月くらいの娘に叩かせたのはいい思い出(爆)。
生まれて初めて触れたタイコがYD-9000 26インチというのもなかなか乙である。

2015/01/23

SWITCH KICK


どうしてこれまでこんな商品がなかったのか?

SWITCH KICKと呼ばれる、ドラムペダルのビーターを
自由に取り換えることができる、画期的な新商品。


開発者は「F.A.S.T.システム」と名付けた特徴をアピールしており
・Flip:ひっくり返す
・Adjust:長さを自由自在に調節
・Switch:ビーター部分を自由に交換
・Tool-less:しかも工具要らず
といった機能を持ち合わせていると説明。

ペダルに基本となる棒を突き刺しといて
その上からビーターを被せて調整するとは、恐れ入るアイディア。

瞬時にビーターの交換ができ、さらに打点も自由に選べペダルとジョイントする作業も要らない。
従来のようにたくさんのビーターを持ち合わせるのがバカバカしくなる。

米国ではNAMM SHOW 2015が始まる頃だが、ブースも出ている様子。
このようなドラマーの夢を広げてくれる革命的なアイディアは、心から応援したい。

2015/01/21

夢の競演


先日、近所のジャズバーに好きなドラマーが演奏しに来るということで行ってきた。

そのドラマーは田中栄二さん。
10年前ピアニスト矢吹卓さんとのトリオでの演奏に感動して以来注目していた方。

今回はその田中さんと著名ドラマーの鶴谷智生さんとのツインドラムユニット
「合算遺伝子」がやってくるということ。
さらにゲストにあの、矢吹卓さんを迎えたトリオ演奏!
田中さん一人でも行くのに、まさに一石三鳥、観に行かない選択肢などない。

狭いお店なので、目の前で演奏を観ることができた。
こんな近くで著名プロドラマーの演奏が見れるのは、三島アフタービートでの神保彰さん以来。

オールラウンドプレイヤーである3方とも本当に素晴らしいプレイ。
即興プレイだらけだと思うけど、ミュージシャン特有のあのすごみのある反応の良さ。
そしてどれだけ自由にプレイしても、主線がびしっと揃って全く乱れず。
おふざけがあっても(むしろおふざけだらけなのだが)、かっこいい。
さらにトークの軽快さまでもがプロフェッショナル。

夢のような楽しいひとときを過ごすことができた。
そしてやはり、無性にドラムが叩きたくなった。

3方ともおふざけして笑ってるけど、目の奥に垣間見える信念は間違いなく本物。
迫力がありました。


追記:田中さん、終演後に突拍子もない質問をしてすみませんでした。

2015/01/15

Happiness is a warm tone.

スタジオに入って3時間、新たに製作したスネアの評価。
適するピッチ、チューニングレンジの確認。
はたまたフープ、スナッピーとの相性の検討など。

経験と理論に基づいてデザインしたドラム。
予想通りのこともあれば、実際に出来上がったものを触って初めて分かることも多い。
奥が深い。難しい。

今年はさらに躍進したいと思っている。

2014/12/06

Cutting Snare Beds at 5 a.m.

スネアベッドの深さはいつも悩む。

スナッピーはスネアドラムにとって、なくてはならないものであるが
サイドヘッドをミュートしてしまうという側面を持っている。

スナッピーをきつくはると、サイドヘッドの自然な鳴りが妨げられる。
それはスネア全体のレゾナンスの低下につながる。
逆にスナッピーが緩すぎると、今度は不快なバズ音が目立ったりタムとの共鳴が生じてしまう。

ちょうどよい塩梅に持っていける、理想的なスネアベッドの深さや形は?
残念ながら、答えはまだ見つかっていない。
だがエッジの形状や口径によってベストな形態は変わってくるのだろうと思う。

それにしてもスネアベッド加工は、そろそろ本気でマシーンカットに移行すべきか。

2014/11/13

Nothing's gonna change my world.

作業をしていると、懐かしいものが出てきた。
以前にカバリングの実験を行ったシェル断片である。

接着剤の種類や貼り付け法によるカバリングの接着強度を検討したもの。
3Mの工業用両面テープやContact cementを使用してメイプルシェルに貼付。
“接着剤による違い”、“圧着と圧着無し”などいくつかの対照実験的な評価を行った。
もうかれこれ5年前の話か。

検討を行い試作も経て選定された手法で、今のところ自分がwrappingしたドラムは
カバリングの浮き等のトラブルは皆無である。

Wrapは経年変化の中で、シートの収縮やラグの張力によってシワが寄ったり浮いたりする。
接合部の接着が剥がれてしまうものもよく見かけるであろう。

それらのトラブルの最も大きな要因は、Wrapの素材の性質だと思っている。
残念ながら熱に弱い、勝手に燃え出す(笑)、収縮しやすい、割れやすいものが一部存在する。
一旦は、最初からそのようなタイプのwrapは用いないことが無難か。
あとはやはり貼り付けの方法や接着剤の種類がモノを言うだろう。

またWrapをきれいに保つには、管理の方法が大事。
Wrap仕上げのドラムはある意味ラッカー塗装のものよりも管理がデリケート。
炎天下の直射日光に長時間さらす、車に積みっぱなしは言語道断である。
基本を守り、あとはきちんとケースに入れて管理すれば
まず大きな損傷に見舞われることはないだろうと思う。

2014/11/11

Several Ludwig Supraphonics

(出典:IKEBE楽器HPより)
IKEBE楽器さんからLudwig SupraphonicのBlue/Olive badgeが付いたモデルが
なんと“池部楽器店・40周年記念モデル”として発売になった。
モノはまぁ普通の現行のLM-402だけど、特定の楽器店のオリジナルモデルとして発売したのは
本当に驚いた。Ludwig社として世界発の出来事ということ。
それだけLudwig製品を同店が日本国内でたくさん販売し、売り上げてきたということだろう。
両社の信頼関係が厚いことが伺える。

一方、年末に向けて、本国アメリカではSupraphonic発売50周年を記念して
50周年記念バッジを付けたLM-402が発売になった。
名前は「LM-40250」。(そのままやん)
2009年のLudwig 100周年記念バッジは結構ダサかったけど、これはまぁまぁかっこいいかな。
年末商戦に向けて、このバージョンも日本に入ってくるのでしょう。

ちなみにSupraphonicって60年代初期からあったような気がしたが
それらのメタルスネアは“ブラス”シェルであり、名前も「Super-Ludwig」という別物である。
1964年になって、シェルの素材は明記せずに
The new one-piece Acousti-perfect seamless shellと謳い新たなモデルとして登場した。
その名も「Supraphonic」。
Supraphonicって日本語で言うと“ひとつ上の鳴り”っていうニュアンスかな?
今からちょうど50年前の話である。

謎のシェルの正体はアルミニウムにクロームメッキかけただけってのが通説だが、
アルミシェルの響きが素晴らしいことをこの世に知らしめた名器であることには間違いない。