2017/08/13

Rehabilitation



時は夏真っ只中。世は連休であり、お盆の風物詩である長距離渋滞のニュースがチラホラ。
連休ということもあり、自分自身も少し時間を作ってリフレッシュすることにした。

所用により、ここ2年近くしばらくドラム製作から完全に遠さがっていたが
久しぶりに古いフープやラグを引っ張り出し、Restorationすることに。

ビッツや錆だらけだったパーツたちを、入念に研磨する。
研磨作業は、まるで修行のよう。何時間もかかる。
研磨マシーンがあればもっと楽なのだが、そんなものは持ち合わせていないので
ひたすら用手で磨く。
少しでも気分を盛り上げるため、音楽が必要。ここはあえて、Taylor Swift(笑)。

今日はスチールウールの代わりに、100均のナイロンブラシを試してみたが
効果は遜色なさそう。その上、なかなか磨きやすい。特にフープ。
新品以上の輝きを取り戻し、コーティングを施し終了。
うむ、腕は衰えていないようだ。

生活や人生の課題に追われ、なかなか手を出せなかったが
製作アイディアや、やってみたいことが山積み。

Tomi Drumsは年明けから完全復活する予定。

2017/08/05

おっととっと夏だぜ


Paiste 2002 Tシャツ。
ドイツから直輸入。
ドイツ人、なかなか仕事が丁寧。

2016/10/31

パンプキンではなくリンゴの日

御無沙汰しておりますが、管理人は生きています。

Hollywood bowlのライブアルバムの発売や映画公開など
今年はにわかに盛り上がりを見せるThe Beatles。
3年前の同じ季節、予想もしなかったPaul McCartnyの来日公演があった。
ホンモノに会い、胸が熱くなった良き思い出。


そして、本日。
Paulに続き、まさかRingo Starrの歌とドラミングを堪能できる日が来るとは。
まさに感無量である。


(※公式Facebookページより転載)

今回の来日では、Ludwig特注の本ツアー用の星模様入りのドラムセットもちゃんと持ってきていらっしゃる様子。
ラウンドエッジから見るに、おそらくLegacy mapleシリーズ。
ショートサスティーンで、デッドな音だと予想。
Ringo師匠は、後年は6.5インチの深胴のスネアがお気に入りのようである。

話は変わるが、メインドラマーであるGregg BissonetteのDixonのドラムサウンドにも興味津々である。
Dixonと言えば以前は台湾製廉価ブランドであったが
ここ最近、デザインの洗練、有名プロドラマーとのモニター契約など、ブランドイメージを向上させてきている。
過去にはDixonのドラムは日本国内で取扱はなかったはずだが
現在では、島村楽器が輸入代理店となっている。

おっと、これではまるでドラムの音を聞きに行くのが目的のようだ。
往年のBeatlesの“Ringoボーカル”の名曲を、本人のプレイで聴けることは非常に楽しみ。
加えて、Steve Lukatherのギタープレイも楽しみの一つである。

個人的には「Honey don't」やってくれたら最高なんだけどなぁ!

2016/03/10

George Martinよ、安らかに


Beatlesの音楽にはいつも心を打ち砕かれる。

メンバーと共に、素晴らしい音楽を作ってくれたGeorge Martin。
ほんとうにありがとう。

2015/11/22

宝物かも



LPフレームに収まった、The Beatlesの1st Album。

二十歳くらいの時に神保町の中古レコードショップで購入したもの。
UK盤でも何でもない、国産ステレオ盤のEAS品番。
でも、かなり年季が入っていて雰囲気があり、気に入っている。

2015/11/11

ジェダイ最高評議会


週末は旧友のQ氏とスタジオ入り。一緒にスタジオに入るのは、実に10年以上ぶり。
昔は正月2日の朝一からドラマー同士でスタジオ入りしたり、よく楽器屋を荒らして回ったものだww
今回は製作しているプロトタイプの中の一部を持ち込み、試していただいた。

渾身の初作から最新作まで、スネアが並ぶと圧巻。
私は万人ウケするドラムを作りたい訳ではなく
たくさんの人が違いを認識できる、個性のあるタイコを目指している。
従って、ノーマルなエッジはマホガニーモデルのみで
残りは全て他に類を見ない、変態的なエッジ形状のスネア。

ドラムは自分が叩く音以外にも、誰かに叩いてもらって客観的に音を聞くことが大事。
二人でスタジオ入りすることによって、普段聞くことのできない
離れた場所でのスネアの鳴り方を確認できた。

一通り試してQ氏が気に入ったのは、Full contact edgeをアレンジしたもの。
このスネアの特徴は、基本的なメイプルらしさはよく出ているものの
独特なエッジ形状より音がややつまり気味で、レンジは狭く、打感も硬い点。
詰まり気味の音が逆に個性的でもあり、良い言い方をすればまとまりがあるとも言えるけれども…。

自分の目指しているベクトルとは異なるため、基準外となっているスネアなのだが
予想に反して、それが気に入ったとのご意見。
個人の感性や求めるものの違いというものを実感した。やはり道具は適材適所なのか。

現役のバンドドラマー、またドラムテックとして、様々な意見、提案を頂いた。
オタクな製作サイドとはまた別の視点で、まとまりの良さや現場での用い方などを議論でき
大変有意義な時間であった。



様々なタイプのタイコを作って思うことは、広義で言えばやっぱりタイコは
根本的に“その材質の”、“そのシェルサイズの”音を大きく外れない。
つまり、どんなパーツをつけても、どんなエッジを施しても
構成する大半を占めるベース部分の音は不変なのである。

だからこそ、シェルが勝負なのであり、シェルは個性を発揮する重要な要因である。
大小含んだカスタムドラムの各メーカーは、世界的に
シェルの違いで差別化をはかる流れになっているのはそういったことなのだろう。

私のような個人が汎用的なシェル素材を用いて勝負するのであれば
その可変域は思った以上に狭いのかもしれない。
しかしながら、その中ででも個性を出せないか努力をしている状況である。

製作したどのタイコも、既製品のスネアに負けない精度があり、良い音を奏でる自信はある。
しかし自分が目指しているのはそこではない。
他と似通った音を出すタイコなら、自分が作る意味はない。
なぜなら、素晴らしい音のタイコはこの世にたくさんあるから。
同じものなら、わざわざ自分が作らなくてもいい。

長いドラムの歴史の中で、まだドラムが秘めている可能性というものを引き出したい。
自己主張ばかりではいけないが、marketing hypeではない、確固とした音を確立したい。
そして、それを気に入る人がいるのなら
ぜひ音楽の中で生かしていただきたいという思いである。

2015/10/30

道具は哲学である

ドラム製作をしていると、頻繁にラグ類の付け外しを行う。
昔は小型ドライバーを使っていたが、とにかく指が疲れてしまう。
その後電動ドライバーに変更したものの、外すには良いものの取り付け時は使いにくい。
そこで、スピンナー付きラチェットの登場となった。



六角ボルト7mm用ソケット。
これでほとんどのメーカーに対応できる。
さらに早回し用にスピンナーを装着。これが大事。


TONEのスピンナーが気に入っている。
ローレットのグリップがひと際効いてて、厚さも薄めで扱いやすい。


ラチェット本体は大好きなアストロプロダクツ製。

ラチェットハンドルを用いる利点は、以下の通りである。
 ①締めてあるスクリューを容易に緩められる
 ②全てのスクリューを同じトルクで締めることができる
 ③十字穴を温存できる

特に②は大切で、スピンナーでぎゅっと締めて、最後にハンドルで
少しだけクイッと増し締めをして、トルクを揃えることができる。
ちなみにハンドルで強く締め上げると確実にラグを破損するので要注意。

余談だが、製作しているドラムは六角、プラスネジどちらでも回せるように
アプセットボルトを採用している。
最近のカスタムメーカーなどではデザインを重視してか
六角穴ボルトを採用しているところを時折見かけるが
適したサイズの六角レンチを現場で常備しているドラマーってどれだけいるのか疑問に思う。
スクリューが緩んでいた時、回したいのに回せないのは大きなストレス。
いろんな状況を想定して、プラスドライバー、レンチ、ソケットなど
複数の工具を利用できるタイプのスクリューの方が、絶対的に親切。


左のものは、レンチ1号機で「インチ規格用」。
Vintage Ludwigとか、Porkpieとかインチ規格の六角ネジを扱うときに使用する。
インチ規格というものを知らず、市販のどのソケットを使ってもスクリューに合わず
ホームセンター往復を繰り返したあの日ww

何事も数多くの経験の上で成り立つもの。
一見無駄に思える経験も、意外なところで花開くものだ。

2015/10/14

Be Deepened



PearlのFree floatingシステムは、スネアドラムの実験には有用な存在。

例えば打面側エッジ形状の違いを試すときに
ボトムヘッドのエッジやテンションなどの諸条件が固定されるため
同条件下での比較対照が行いやすい。
即ち、同仕様のシェルを2つ用意して、エッジ形状やフィニッシュに差を付けて
組み込んで音出し、それが及ぼす影響を掌握することができる。

シェルにパーツ類が固定されないため鳴りを妨げないという
ナイスアイデアを具現化した商品だが
残念ながら欠点も存在し、アルミ台座が支えている故に
どんなシェルを付けても、金属胴の音が加えられてしまう。
木胴の音が欲しい時に、どっち付かずの音になってしまう要素も。
逆の言い方をすると、あれほど小体積のアルミ台座もよく鳴っているとも言えるが。
最近はあまり使っていないけれども、久しぶりに引っ張り出してきた。

そのFree floatingに6.5インチシェルを装着したら、かなりの深胴に。
これは圧倒的な存在感。
見た目は深さ8インチくらいのExtra deepに見える。
(実際は7インチしかないが。)

3年間温めてきたオリジナルエッジ形状をやっと試す。
仮説が実証されれば、本格的にラグ付けする予定。

2015/10/08

媚薬



最近、ドラムエッジ用グリスの開発をしている。
様々なものを調合して調整中である。基剤は医療用高純度ペースト。
木材、金属、樹脂などいかなる素材も侵さないことは基本中の基本。
あとは塗りやすい粘度と、経時的変化が少ないことがポイントか。

グリスを塗布することによって、音に変化が出るとは思わないが
明らかにエッジとヘッドのコンタクトは向上するだろう。
加えて、互いの摩擦抵抗を軽減するため、余計な応力が生じない。
双方にとってやさしい存在。

エッジがつややかになることに快感を感じている、変態的な近頃。

2015/10/04

The exquisite one


以前作ったマホガニーシェルのスネア。
14×6.5インチで、あえて6テンション。

Ludwig pioneerスネアの太いサウンドに惚れ込み
現代のシェルで、高精度のエッジを施した6テンションスネアを作ったら
もっと素敵な音で鳴るだろうと思い、制作した。

シェルはマホガニーにメイプルのレインフォースメント。
エッジは飽きがこないようにオーソドックスな形状にすることに決め
太めの外側ラウンドエッジに、内角45度に設定。

最初はエッジトップを鋭角にしていたが、最近ややフラットに変更して全体に丸みを持たせた。
エッジレベルはヴィンテージとは異なり、完璧なる水平。
ラグには60年代の魂を封じ込ませた。(意味不明)

結果は、思惑通りのやさしく太い鳴り。
他の同サイズのスネアとは一線を画す、独特の音。
テンション数が少ないため、ぼやけた音になりやすく
それなりにテンションをかけた方がいい鳴り方をする。

やっぱり6テンションって素晴らしい。