2014/05/16

試作機とカバリング

現在とあるプロジェクトが進行中。
その試作機を作るべく、ドラムシェルを下ごしらえ。

私はドラムは光ってナンボと思っているため、作るドラムのカラーは基本的にラメラメである。
今回もラメラメなwrapを巻く必要があるのだが、試作機ごときに(失礼)
高価な1枚wrapを使用するのは気が引けた。
だが試作機であるからこそ、最終生産物と同条件(同構成)であることが必要。

そこで、以前使用して余っているwrapの切れ端を活用してみることに。


うむ、使えそう。
大量生産へ。



うまくいくと良いが。

2014/05/15

Remoヘッドの反撃

(※パール公式HPより転載。クリックで拡大。)

Remo ドラムヘッドのテクニカルガイドとして、上記のような内容が掲載された。
どうも聞き捨てならぬ内容だったため、取り上げてみた。

これは他社のヘッド、特にEVANS Level 360を思いっきり意識した記述だと思う。
一見いかにもと思わせる理屈だが、個人的にはだいぶ「?」である。

ドラムを鳴らすには振動を抑制しないことが大切であることは同意できる。
しかしその理論展開が、強引かつ、意味不明。

エッジトップ内側のフィルムが浮かんでいることが、フィルムの振動を大きくし...とあるが。
ゆるゆるの遊びのあるヘッドが打撃のエネルギーをどうしてドラムに伝えることができるのであろうか。
例えばテンションのかかっていないギターの弦は、音を奏でるどころがびびるだけであることは
自明の理である。

また、エッジより外側のフィルムがリムと接触してしまい、振動を妨げる云々...。
それが触れた触れないの音の違いが人間の耳で判断できるとでも?
その理論だと、現在多く持てはやされている外側ラウンドエッジの存在意義はどうなる?
そもそもリム自体も接触することで一緒に共鳴しているのでは?

仮に正しいことだとしても、世の中のドラムシェルと装着するフープは同じサイズ設定でも
メーカーにより大きさや形状がかなり異なるという事実を、あまりにも無視した理論。
Remoヘッドだって、付けるシェルやリムの形状によって余裕で接触すると思わないのか?

ヘッドの品質で最も要求されることは、ローテンションにおいて
いかに均一にエッジにコンタクトするかということ。
その観点ではEVANSのLevel 360はかなり優秀な性能を持っていると思う。

それでは、EVANS Level 360の機構こそがドラムヘッドとして至高なのか?
いいや、そんな単純な理論ではない。
言うまでもなくドラムサウンドは複数の因子が関連して音質を決定する、multifactorialである。
相性、バランス...多因子が決定する実に奥が深い世界。
その多様性こそがドラムサウンドメイキングの楽しさであり、奥深さである。

世の中、根拠のない事実の流布が横行しすぎている。
それでメシを食うやつらも多く、社会経済の一部を構成していることも無視できない現実である。
しかし、与えられたことは鵜呑みにせず、自らの意思・経験で最終的に判断すべきと常々思う。
そうでないと情弱として踊らされ続けるのみ。その分野の発展にも寄与しない。

今回のRemo社の屁理屈には閉口せざるを得ないが、私はRemoにもEVANSにも愛着を持っている。
だから両社ともに、今後の魅力的な商品開発に期待をかけたい。

2014/05/02

Drum Shell Cutting Jig


シェルの切断面を完璧に水平に切り出す治具を作成中。
果たしてうまくいくか。

2014/04/27

Magnetone Drums


ネットを徘徊していたら、度胆を抜かれるドラムを発見。
その名も、MagneTone Drums。


シェルの上部と下部を分離できるという代物。
両者の接合は強力なマグネットによる、Magnetic Interlocking System。
複雑な構造にすることなく、のっけて回すだけでビシッとくっつく。

バーチ、メイプル、マホガニー、ブラスなど、上下素材を変えることにより
何通りもの組み合わせができる。
同じ素材でもヘッドの種類やチューニングを変えておけば
瞬時に音色を変更することができ、音の組み合わせは無限大に。


例えば、上部がアクリルで下部がマホガニー。
アクリルのクリアなサウンドにマホガニーの柔らかさがついてくる感じ。

驚くことに、口径までも変えることができるのだ。


12インチの打面に14インチのボトム。
打面が小口径になると、ピッチの高いファンキーな音に一瞬で変貌。

実際にHP上の動画で音を確認できるが
各組合せとも個性がはっきりしており、非常に面白かった。

個人的な経験では、複合素材のドラムの音の構成は
打面側のシェルの影響が大きいと感じている。
特にエッジ部位をなすシェルの音がダイレクトに反映される。
動画を通じて、そのことを再確認した。

それにしても、なかなか思いつかない発想である。
素晴らしいアイディアに脱帽。

2014/04/25

謎のCD

先日、中古CDショップでBeatlesの謎のブートレッグを発見。
あやしい感じがぷんぷんしてくるジャケット。


タイトルも「THE BEATLES」と、恐ろしくストレート。
なぜか、現役時代Beatles、ソロ時代のPaulとJohnの写真が。
裏面の曲目リストを見て、写真の理由が納得。


それぞれの時代の曲が収められているんですな。
しかもヒット曲だらけじゃないっすか。

しかし驚くのはまだ早い。


演奏はWingsですよ、Wings!!
まさか後半のJohn Lennonの(Just Like) Starting Overなどのソロ曲も
Paul McCartney & Wingsが演奏してるのか?!ウソでしょ?


しかも全てライヴテイクらしい!!
Johnの名曲たちをWingsがライブで演奏していたなんて聞いたことがない!!

これは買って確認するしかない!315円だし!


確認した結果、確かにBeatlesとPaulの曲はWingsのライブ音源。
Johnの曲は、ただのJohn Lennon本人によるアルバムのアウトテイクだった。ありがち!
でも、これはこれで音源として貴重。
Imagineのみ本当にJohnのライブ音源だった。

The Beatlesはそのブートレッグの多さも群を抜いているバンドだが
こういう得体の知れないCDと時折出会えるのが面白い。

2014/04/24

Beatles Gear 新刊

The Beatlesの使用した楽器たちに焦点を当てた本、「Beatles Gear」。

10年以上前に発売されたものだが、その日本語翻訳版が長らく絶版となっていた。
出版数が少なかったのか、中古本の価格も高騰。
どうしても手に入れたい私は英語版の原書でも買うかなぁと、ずっと思っていた。

それがまさかの日本語版の新版が出るというニュースが。
目出度く他の出版社から新装・改訂版として再発売となった。

2014年の2月に発売予定だったのが、伸びに伸び、4月になり無事に発売。
先行予約をしていたので、ようやくAmazonさんから我が家に届けられた。


もちろん旧版も図書館で借りて見たことがあるのだが
今回の表紙は原書を忠実に再現されている。

内容や構成もざっと見た限り、旧版と変わらず。
新たに翻訳されたらしいので、文章は少し違うのかも知れない。
旧版と比較して、紙質や印刷のクオリティが少し落ちているのは気のせいか?



1964年のThe Ed Sullivan Showで使用されたこの太文字ロゴが好きなんですな。



JohnnyのRickenbacker 325の初代もばっちり記載されている。

ドラムに関する話が少ないのが、ちょっと残念。
まぁ、どうしてもギターの話中心になってしまうよね。

2014/03/08

Driving with a snare drum


最近ドラムが叩けず、ずっとストレスがたまっている。
こういう時は車にタイコを持ち込んで、少し、鳴らす。

そして...癒される(爆)。

2014/02/16

それ、リップスティックですやん


Drum Dial社から発売された、ドラムのエッジ用コンディショナー。
エッジに塗りたくってヘッドとエッジの接触をスムーズにするというもの。
このような商品は前代未聞。

昔からエッジにはワックスを塗れだの、蝋を塗ると良いだの言われて、色々試したクチだが...。
使用前後で聴感上劇的な変化があるかどうかは、未だ半信半疑である。
でも理論的にはミクロレベルの隙間が埋まり、確かにヘッドとのコンタクトはスムーズになるだろう。
エッジの摩耗を防ぐという側面もあるので、少なくても悪い影響はないと思う。

有害成分は入っておらず、木胴・アクリル胴・メタル胴と塗る材質を選ばないそうな。
そのうち日本の楽器店にも並ぶのでしょう。

Jazz Festival 復刻版 完成レポート

Jazz Festival 復刻版の詳細報告。


ラグはニッケルラグ。クロームと見分けがつかないくらいピカピカに輝いている。
フープもラグに合わせて、ニッケルメッキのブラスフープを採用。より一体感が出る。
元はPioneerであるが、もちろん8テンション化している。



P-83ストレイナー。50年以上前のものだが、きちんと機能している。



スネアバッド。ネジ類は本来マイナスネジであるが、利便性を考えプラスネジに変更。
もちろんステンレス製。



Baseball Bat Tone Control。こちらもニッケル仕上げ。



シェル内面のResa-cote。オリジナルの色に極力近づけた。



マフラーは60年代初期の証である、赤フェルト。
64年あたりからは白フェルトに変更になっているが、赤のほうが断然シャレオツ。



Resa-coteの塗布は本物っぽく、“いい加減に”仕上げた。



60年代pre-serialのKeystone badge。



Ringoをtributeするための最大のポイントは、ミュートとストレイナーの位置。
こればかりは譲れない。

ルックスは最高。音も意外と最高。
全国のRingoファンたちに叩いてもらいたい。

2014/02/15

大いなる実験



大雪のせいで家に引きこもるしかなく、ドラム製作が一気に進行。
実験の意味を込めて、ノーエッジスネアを作ってみた。

ドラムにはエッジが必要なことが改めてよく分かったww
一応鳴るんだけど、“ポスン”って感じで、鳴った瞬間にミュートされるみたいな。

するどいエッジが、ドラムのあの豊かな鳴りを作り出すんですな。

エッジなしドラムなんか作ってバカじゃないの?って思われるかも知れないが
ドラムエッジの本質を理解するための大切な実験なのです。