2022/08/15

樋口宗孝スティック研究 その②

さて、Vater Universalスティックの評価にあたり
今回まじまじと、バリエーション別のPearl 樋口モデルの形状について、調べてみた。

ストックの中に、旧型のPearl 111モデルが、奇跡的に1ペアずつ残っており
それも合わせて、評価する。

ご覧のように、新旧モデルがズラリ。


こちらが、現行のモデルたち。見た目がオサレになった。
上から
・111HC(日本製アメリカンヒッコリー)
・111AC(日本製ジャパニーズオーク)
・STH-111(アメリカ製スタンダードヒッコリー)

現行モデル

そして、こちらは、懐かしの旧型モデル
ブラックレターの字体で書かれた、このロゴが渋かった。
旧型のオークも所有していたが、現在は残っていない。

旧型モデル

そして、類似モデルとして、Universalも並べてある。

Vater Universal

樋口モデル、通称Pearl 111のカタログサイズは、いずれも
・口径 15.0mm
・長さ 410mm
なのだが、並べてみると、微妙に長さが異なることが分かる。

使い慣れているという意味では、自分の基準は
旧型のアメリカ製スペシャルヒッコリー(111SH)なのだが


計測してみると、口径がまさかの14.9mmくらい。
全長も、まさかの408mm
おいおいおい、マジかよ、と。全く気付かなかった。

一方で、後続モデルである、現行のアメリカ製スタンダードヒッコリー(STH-111)は
口径はしっかり15.0mmで、全長も410mmと、カタログ表記通り。
チップの形は、“卵型+樽型”というオリジナル形状で
新旧パッと見は同じだが、よく見ると微妙に違って、現行のほうが気持ちずんぐり。


重さについては、
 旧型アメリカ製 63&66g
 現行アメリカ製 56&56g
と、旧型がやはり重い。
この重さこそが樋口モデルという感じだが、もちろん個体差の可能性もある。

ショルダーのテーパーの仕方は同じ。
グリップエンドは、現行のほうが丸みを帯びている。


さて、現行の日本製は、ヒッコリー・オーク共に
口径15.0mmで、全長410mmと、カタログ値通り。
ただ、チップの形が完全に卵型”


あれ、樋口モデルは、伝統的に卵型+樽型なのに、どうしてこうなった?
ちなみに、旧日本製モデルは、しっかり従来通りの卵型+樽型だったことを確認。
モデルチェンジ時に、形状の引き継ぎはしっかりされたのだろうか。
あっ、現行カタログにも、Oval(卵型)と書いてるし...。

重さは、
 ヒッコリー 63&63g
 オーク   58&59g
まさかのオークよりも、ヒッコリーのほうが重い。
ちなみに、さすがに現行モデルは重さのマッチングの精度が高く
そこは企業努力や技術の進歩を感じている。


さて、本題はVaterのUniversalとの比較なのだが
上記のように、同じ樋口モデルとは言え、新旧各モデルの形状の違いが目立ち
どれが自分のスタンダードなのか、分からなくなってしまった(爆)。

まぁ現実的なことを考えて、現行のアメリカ製スタンダートヒッコリーを
基準にして、比べてみたい。


VaterのUniversalは、口径が0.595インチ (=15.1mm)であり
実際の計測でも15.1mmであり、樋口モデルよりも、0.1mmだけ太い。
その差は感じるときもあれば、感じない時もある。
全長のカタログ値は、16インチ (=406.4mm)のはずなのだが
実際測ってみると、なぜか409mmあり、410mmに近似している。

テーパーの形状はほぼ同じ。
チップの形状は、Universalも、卵型+樽型”なんだけど
少し形が違って、より樽型に近い。


重さは、
 Universal     51&53g
 現行アメリカ製  56&56g
と、振った印象通り、Universalのほうが、やや軽い。

ちなみにこの二つ、同じ工場で作ってるんですかと思うほど
木材の質が酷似しており、クリアラッカーの仕上げも全く同じに感じる。
まさかのVater社のOEM??(教えて中の人)


ひぐっつあんは、他にもVic FirthAHEADにもシグネチャーモデルがあり
ご本人は後年はAHEADばかり、使っていた記憶がある。
Pearl以外のスティックは、サイズが全然違ったり
ナイロンチップだったりで、手を出したことはない。

とまぁ、新旧モデル並べてみて、比較してみたら、色んな発見がありましたよ、と。
旧型モデルは、貴重な参考資料として、このまま使わずに保管していく所存。


先述の通り、Universalは十分に樋口モデルの代替になりそうな印象だった。
Universalは1ペアしか注文してないのに、1ダース届いたりしているので
今後も長く使っていこうと思います。

2022/07/15

樋口宗孝スティック研究 その①

ドラムを始めたばかりの人は、自分にどんなスティックが合っているのか
その判断材料すらない訳で、スタンダードと呼ばれるものを使ったり
有名ドラマーのシグネチャーモデルを使ったり
はたまた、安いスティックを使ったりすることが一般的である。

経験を積むうちに、スティックの取り回しやすさや、手の中でのフィット感、
リバウンドの拾いやすさ、叩いたときの音色、などの判断基準が生まれてきて
徐々に、自分の好みが分かるようになる。

自分は、ドラムを始めたての頃、しばらく台湾製の安いスティックを使っていたが
アメリカへ遊びに行ったときに、Zildjian Drumsticksの
細い6Aから16mmくらいのRockシリーズまで買ってきて
ちゃんとしたスティックを色々試して、模索したことを思い出す。

そして、最初に自分の定番となったものは、Promarkの『420 Mike Portnoyモデル』


決してテクニカルプレイをやっていた訳ではないのだが(汗)、これがしっくりきた。
ナイロンチップで、口径13.5mmとやや細めのモデル。
ライブなども含めて、しばらくメインとして君臨した。

そして、しばらくした後、Pearlの『樋口宗孝モデル』に出会い
口径の太さと、先端寄りのウェイトバランスがクセになり
15mm径のスティックにハマったものだ。
オーク、メイプルなどの素材違いや、同口径の他のモデルなど、色々試し
やっぱり、ヒッコリーの樋口モデルが至高、となった訳である。

先日、このようなブログ投稿をしたのだが
その後数名の心優しい方々から、樋口モデルに代わりとなりうる
ドラムスティックの情報をいただいた。
それは、Vater『Universal』と呼ばれるモデル。

Vater 『Universal』

Vater社の公式ウェブサイトでは、以下のサイズとのこと。

 Length  16" = 406.4mm
 Grip 0.595" = 15.1mm

樋口モデルは全長410mm、口径15.0mmであり
長さと口径はわずかに異なるものの、近似しているサイズである。
さらに、Sturdy neck and rounded ball/barrel hybrid style tipとのことで
まさにその通りで、樋口モデルにクリソツ。

ネットで調べた限りでは、Vater社は昔Pearlのアメリカンシリーズの
生産を請け負っていたそうで、現行ラインナップに
その名残のモデルがいくつか残っている、とのことだが、本当だろうか。

故・青山純さんが樋口モデルの愛用者だったことは有名な話であるが
Vaterの青山モデルの左手用は、まさにUniversalとのこと。

Vaterのスティックは、昔Chad Smithモデルを少し使用していた経験があるが
木目が揃っており、材質が良い印象。仕上げも丁寧。
Universalは楽器店の店頭でチェックしたことはあったのだが
実際に入手して、じっくり試してみた。

形としてはほぼ似通っており、遜色ない印象。
しかし木材が同じヒッコリーでも樋口モデルよりも粗なのか、重量が軽い。
現行の樋口スティックで言うと、国産の111HCよりは
アメリカ産のSTH111に近い感触。

練習パッドでじっくり叩いた感じだと、あれ、不思議。
あまり違和感がなく、結構叩きやすいかも。
次に、実際のドラムセットで叩いてみたが
やはり樋口モデルのほうが芯のある音が出るが
装飾符などは、逆にUniversalのほうがやりやすい...。

素人が使う範囲内としては、遜色なさそうな印象である。
もし樋口モデルが入手できなくなったら、十分に代替となりうると判断。

いやはや、目から鱗でした。
ありがたいです。

(続く)

2022/06/25

チタンビーター

DW-9000XFペダルのビーターを、色々付け替え試した結果
しばらくはコレでいくことに。


これは Danmar社のビーターではなく
いまは亡き、『ドラムのモリタ楽器』チタンビーターである。


20年以上前に、学生時代に買ったもの。
“しなやかで軽量なチタンシャフト”に、“大きめのビーターヘッド”、
そして“カラフル”、というのが売り文句だった。
5色くらいあった気がするが、その中で黄色を選んだ理由は覚えていない。


使いすぎて剥げてたり、ガムテープ痕が残ってたりする。
昔使っていたDWペダルにも使用しており、相性が良かった。
なので、DW用のビーターメモリーロックがそのまま付いており
それが今でも、DW-9000にそのまま使えるという。


チタンシャフトは折れやすいことで有名であるが
今のところ、折れる気配はない。
(折れるまで)とことん使ってやろうと思っています。

当時練馬にあったモリタ楽器、印象に残る良い楽器店でした。
二代目店主はとても親切、丁寧であり
スネアを購入したり、色々とお世話になりました。

2022/06/19

Sabian Hand Hammered Flat Bell Ride

 
何年かぶりに引っ張り出して使っている、お気に入りのライド。
Sabian『Hand Hammered Flat Bell Ride』



レギュラー品ではない、いわゆるプロトタイプである。
15年くらい前に、渋谷で買ったと記憶している。


プロトタイプのせいか、印字はされていないけど、口径は“21インチ”。
低音とピッチ感のバランスが絶妙な、21インチである。

検索をかけてみたけど、現行品のHHにはフラットライドはないらしく
20インチなら、過去に市販していた様子。


フラットライドって面白くて、基本的に鉄板の音で
それにシンバルらしく、より音の深みを加えたというイメージ。
ピング音が、木が金属に当たったときのコツコツした音の成分が目立ち
ハンドハンマードも相まって、とても美しい音が出る。

また、叩く強さにリニアに反応して音量も上がっていき
繊細だけど、力強い音も表現する。


アコースティックやジャズなどで最適なことは言わずもがな。
カップ音が出せない点と、クラッシュするのが怖い点(笑)が欠点だけど
個性豊かで気に入っている。

2022/06/01

チューニングキーの設置先

チューニングキーは、その辺に転がしといて使っていたが
やはり場所が定まっていて、手にしやすいことが好ましい。

使用状況を想定して、二通りの配置方法を考案した。

まずは、①マグネットバー
工具ユーザーなら、定番のパターン。
磁石が内蔵されており、金属系の工具をぺたぺた貼り付けるもの。

大手を含めた複数の工具メーカーから、マグネットバーが発売されているが
数ある商品の中で、慶応2年創業の高儀製を選択。


高儀のマグネットバーは、磁力が特に強いと評判である。
例えば、キッチン用品の包丁などをくっつけるマグネットバーが
比較的手に入りやすいが、大抵磁力が弱く
工具に対しては、使い物にならないことが多い。

こちらは、実際に付けてみたところ、比較的重いチューニング工具だが
評判通り磁力が強く、張り付けるに問題なし。

なんか大きさ的にも、ちょうどフィットしてるし。



なぜマグネットバーを使うかと言うと
縦長に一列に並べて配置でき、場所も取らず、コンパクトであるためである。

また、このような“S字フック”をつけることによって
引っかけておくことができる。



スタジオなどでは、ドラムセットの中で、シンバルスタンドなどにかけられる。
叩いている内に、衝撃で吹っ飛んだり、紛失する恐れもない。

もしくは、壁にかけておく時なども、良いと思う。
必要な時に、ぱっと取れる。


しっかりくっついているので安心。
付け外し時に、磁力のために少し気を使うのが玉に傷か。


次に用意いたのが、②差し込みラック
これは、主に生命科学系の基礎研究で用いる器具であり
エッペンドルフチューブやマイクロチューブなどを立てるためラック。


このラックの穴のサイズが、チューニングキーの差し込みの口径と意外と合うのだ。
こういうものをドラムに応用しようというのは、もはやCNS級の病気である。

実際に差し込んでみると、こんな感じ。



先っぽがwellに収まって、しっかり自立。
穴がたくさんあるので、あまり考えなくても、適当に入れられる。

ちなみに、ドブリー・クアトロシリーズ以外でも
一般のチューニングキーも収められる。


マグネットバー以外に、置き型ラックを取り入れた理由は
たとえばドラム制作時やヘッドの張り替え時などに
頻繁にチューニングキーを使うときに
ラックにサクッと差し込んでおけば、手に取るのが簡単なためである。

チューニングは、必ず両手で同時に行うため
両手で一気に手に取り、使用後は両手でそのまま収めるのが小気味よい。
好きな場所においておけるし、これは目論見通り。


マグネットバーも、チューブラックも、どちらもおすすめ。
両方とも安価で、気軽に試せるので、お試しあれ。

さて、チューニング環境ばかりが充実し
肝心のドラムを叩く機会が少ないことが、喫緊の問題である。

2022/05/28

チューニングキーをデコる

ふと思い立って、ドブリー・クアトロのドラムチューニングキーを
デコレーションすることに。


蛍光のガッファーテープを貼付。

チューニングはいつもペアで行うので
ドラムキーは、いつも2個で1セットなのである。



なぜこんなことをしているかと言うと
自宅用、スタジオ用と分けて使っているので
同じものが複数個あるため、個体を判別したいという理由。

あとは、ぱっと見で、片づけ先(収納先)が分かるように。



もちろん、目立つ色にしたのは、視認性を上げて
紛失しにくいように、という目的がある。


メタリックな工具もカッコイイが、デコるのもなかなか良いかも。

2022/05/18

ドラム・スローネ

今日は休日なので、やる気もあり(笑)
朝からハードウエアのメンテナンスを。

愛用のドラム椅子をクリーニング、そしてシリコーンコーティング作業。


TAMAのファーストチェアー。もう20年くらい使っている。
ファイヤーの刺繍が、バイカーみたいで素敵である。

TAMAの広告で見て一目ぼれして、刺繍入りはアーティストの特注か
いいなぁと思っていたら、御茶ノ水の今は亡き某楽器店で、店頭で見かけて
即購入した代物。



座面の硬さといい、サイズといい、自分にとって完璧である。
背もたれを付けようと思ってたが、いまだ実現できていない(笑)。

個人的に、柔らかい座面は苦手で、硬めの椅子が好み。
座面は、丸型でもサドル型でも、別にどちらでもいいけれど
深く座った場合、丸座面はやはり大腿が干渉するので
サドル型のほうがどっしり座れる。

あとは身長が高いため、椅子も高めに設定できるものを好む。
TAMAのファーストチェアーシリーズは、高さ調整の機構が秀逸。
ぶれないし、安心感があり、座面の回転の度合いの設定も自由。


そう言えば、この他にも色んなスローンを所有していた。
この椅子とは別に、持ち運び用として
Pearlの座面の硬い、古いモデルのスローンも使っていた。
軽くて持ち運びやすいし、座面も硬いし、高くなるし
持ち運び用椅子として最適であった。


TAMAと言えば、エルゴライダーというタイプもあり、所有していたことがある。


さらなるハイグレードのものだが、ふわふわの柔らかい座面が好きになれず。
あと、4脚がめんどい。
4点を地面に均等にあてるって結構むずかしく、床の状態によってはぐらつきが多くなる。
3脚よりも4脚のほうが安定することは確かなんだけど
どんな床の状態でも、ストレスがないのは3脚。
また、4脚はスタンドが重くなるので、持ち運びがしんどい。
それ以来、4脚は避けるようにしている。ということで、即売却。


変わり種としては、DW『6100 Barrel Throne』
一時使用していた。



ヴィンテージのスローンのように、筒の中にスタンド類を収納し
椅子と一緒に持ち運べて、座面もめっちゃ高めに設定できるし
一石三鳥やん!ということで試してみたが、いかんせん重すぎて...。
カートとして引っ張るのも重いが、何よりも車の積み下ろし時が大変。
あと、椅子としての高さの設定も、かなり面倒。
スタジオには2回ほど持って行ったかな。その後、サヨナラした。


ドラム椅子はシンプルだけれども、それなりに進化を遂げており
TAMAのファーストチェアーも、最新モデルは以前より
3脚足がさらにごつくなって、ゴム脚も大きくなり、安定感が増している。

商品のバリエーションも、昔よりもさらに多くなっている。
AHEADの真ん中が割れてる、Spinalシリーズが気になるんだけど
まだ試せていない。


レビュー動画を見ると、どうも座面が柔らかそうで。
あまり店頭で見かけないけど、機会があれば座ってみたい。

ところで、しばらく前からドラムスローンの特別プロジェクトを企てているのだが
なかなか踏ん切りがつかない。
やってみたいけど、どうしたものか。(続く)

2022/04/28

DWペダルの修理

さて、新たに導入を果たした、『DW-9000 XF』ペダル。
先日、やっとスタジオでデビュー(初使用)を果たしたのだが
予期しなかった問題が発覚。


ビーターを外すときに気が付いたのだが
ビーターを固定するカム部のネジが、緩めていくと、やたらと動きが固い。

この現象には既視感があり、Speed Kingペダルのビーター固定ネジを
TAMA製のネジに交換して使っていたときに、固定トルクに負けて
ネジ先端が潰れたときに似ている。

締めこみ過ぎたんじゃね?と思われるかも知れないが
今回ネジを締めるとき、必要以上にトルクをかけていない。
そもそも、変なトルクをかけないように、ペダル付属の調整キーでしか回していない。
まだ一度しか使っていないのに、固いとはこれ如何に?

もしかして、これって、締めたり緩めたりはできるけど
ネジは外せないようになっているDWペダルの仕様?!
いや、まさかそんなこと...。

結局、オイルをつけて慎重に緩めていったら取り外すことができたため
外せない仕様ではないことが判明。
ネジを確認したところ、やはりネジ山が部分的に潰れている。
再度はめようとしたら、もちろん、入らず。
これは早くも交換が必要なことが確定(泣)。
新品を買ったばっかりだと言うのに...。

ここのネジの品番について調べたところ
付属のマニュアルには記載がなかったが
ネット検索で、『DW SP2029』ということが分かった。


しかし、SP2029は交換パーツとして、あまり市場に出回っていない。
一方で、代替品として、Amazonなどで気軽に入手できる
『DW SM2028』があった。
SP2029と同サイズだが、全長が少し長いらしい。


まぁ、これをポチれば解決だったが
30分ほど悩んだ末に、結局手元のネジを自ら修理することに決めた。


ということで、交換ネジではなく、タップ&ダイスを購入。
DWはアメリカ製品なので、もちインチ仕様(怒)。
ネジ径は1/4インチ、UNC規格スレッド20を入手。

まずは、見た目からして明らかな異常のある、雄ネジを修理。
ダイスでねじ切りを行う。


本来は、万力で固定して、ダイスハンドルを付けてやらなくてはならないもの。
ドブリー・クアトロチューニングキーが、ここでも役に立った。


さて、修正を行い、ネジ山がきれいに成形されたことを確認し
ネジをカム部に入れてみたところ、嫌な予感は的中。
途中で引っかかってしまい、それ以上入らない。

やっぱり受け側の雌ネジのほうもイカれてるやんけ!

交換ネジを買ったところで、結局解決しなかったであろう問題。
小売り店に送り返すのも超絶めんどいので
タップ&ダイスを入手して正解であった。

結局、切削油も十分に塗布した上で
受け側ネジ穴もしっかりとタッピングを行う。



これも本来は、分解してカムを固定してやらないといけない作業。
しかし今回はタッピング修正のため、慎重に用手で行った。
この作業は、逆にネジ山を破損する恐れもあるため
素人はまず手を出すべきではない。

カム側の雌ネジも無事に切り直しできたため、試験装着してみる。


おおお、驚くほどスムーズ。ひっかかり無し。
再度取り外し、徹底して切り屑を除去、クリーニングを行い
高級オイルグリースを塗布して装着し、完成。
締め、緩め共に問題なし。ビーターシャフトもしっかり固定される。


マイナスからのスタートだったので、やっとスタートラインに立てた感じ。
今では超快適です。

DWさんよ、せっかく高い買い物したんだからさ。
工業製品なので、一定のエラーが発生するのは分かるけど
検品が甘いのではないかと。
しかも並行輸入品でもなく、正式ディーラーである
モリダイラ楽器の正規輸入品なのだが。

ちなみに今回の作業で気づいたが
ここの『DW SP2029』のネジを交換するときは
わざわざ純正のネジを買わなくても
カメラなどで使う三脚の雲台ネジに、1/4インチものがあるので
それのDリング付きのネジでも、代用できそうである。


これなら、指で締めることもできて、変にトルクかけすぎることもなく、良いかも。

久々に、うちのブログらしいことが書けたかな(笑)。

2022/04/24

XF Sisters

春が訪れ、時間の流れを否が応でも実感するこの頃。
物事はそのまま留り続けるものは無く
時を経ながら少しずつ変わり続けるものであり
諸行無常という摂理を、じんわりと実感していく日々。

ドラムに対する考えや姿勢も、年齢と共に変化が訪れる。
うまくなりたいという願望と共に、奏法、機材などの見直しを続けている。

そんな中で、メインのキックペダルの変更を行った。
キックペダルはLudwig Speed kingをここ10年くらい使い続けてきたが
久しぶりに、現代のがっちりしたペダルを使いたくなり。

という訳で、他にも色々気になるペダルはありつつも
この度、『DW-9000 XF』を新たに導入。


過去にDW-5000ペダルの、シングルチェーンTDとダブルチェーンADを
2世代に渡り使い続けてきたが、DWのペダルを使うのは
かなりのお久しぶりで、嬉しい。

最初のDW-9000ペダルが発売されたのは、2003年で
故・新宿ロックインで試奏したときの衝撃が、未だ忘れられない。
異様にごついのに、アクションは異様に軽い。
次に買うなら絶対にこれ!と決めていたが、ほぼ20年越しにやっと実現できた(笑)。
ロングフットボードが良かったので、ノーマルではなく、XF仕様を選択。

ペダルが最新式なのに、ハイハットスタンドは極細クラシックというのもおかしいので
ハイハットスタンドの『DW-9500 D/XF』も一緒に導入。



これだけ軽快なDW-9000を使ってできないプレイは
他のペダルを使ってもできないでしょう、と。
練習あるのみである。

しかし、これが波乱万丈のお付き合いの始まりだとは知る由も無かった。